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国家電算網復旧を総括していた公務員、飛び降り死亡

国家電算網復旧を総括していた公務員、飛び降り死亡

Posted October. 04, 2025 09:20,   

Updated October. 04, 2025 09:20


国家情報資源管理院(国情資源)の火災後、電算網復旧を担当していた公務員のイ氏(56)が飛び降りて死亡した。

3日、行政安全部と警察によると、同日午前10時50分頃、政府世宗(セジョン)庁舎中央棟付近で、行政安全部デジタル政府革新室所属の書記官であるイ氏が心肺停止状態で発見された。病院に搬送されたが死亡が確認された。庁舎15階南側テラスの喫煙所で携帯電話が見つかったが、遺書はなかったという。

イ氏は国情資源火災に関連する警察の捜査対象には含まれていない。ただ、火災後の電算網復旧作業を総括していたという。警察は過重な業務によるものかどうか、正確な理由を調べている。行政安全部は、火災事故の関連業務を担当していた所属公務員の死について「故人の冥福を祈る」と哀悼の意を表した。

行政安全部は秋夕(チュソク、旧暦8月15日)の連休中も復旧作業を続ける方針だ。先月26日の火災発生から8日が過ぎたが、この日までに復旧が完了した電算網は647のうち115にとどまり、復旧率は17.8%にすぎない。政府は電算網をできるだけ早く復旧させる方針だが、正常化まで少なくとも1か月以上かかるとみられている。

復旧が遅れるのは、直接火災被害を受けていない2~4階の電算網も、全焼した5階の電算網や共用ストレージと連携しているケースが多いためだ。政府は国民の利用が多いシステムを優先して代替サービスを提供するなど、不便を最小限に抑える計画だ。


イム・ジェヒョク記者 イ・ジョンフン記者 キム・テヨン記者 heok@donga.com