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アーチェリー韓国代表、最先端のシューティングロボも下す

アーチェリー韓国代表、最先端のシューティングロボも下す

Posted October. 04, 2025 09:20,   

Updated October. 04, 2025 09:20


3日午後、「現代(ヒョンデ)自動車鄭夢九杯韓国アーチェリー大会2025」が開かれた光州(クァンジュ)5・18民主広場には大粒の雨が降りしきった。だが観客は本大会が終わった後も席を立たなかった。「世界最強」とされるアーチェリー韓国代表と、現代自動車グループが開発した高精度シューティングロボとの「世紀の対決」を見守るためだった。イベント試合で行われた勝負の勝者は代表選手たちだった。

シューティングロボは各種センサーを通じて風向きや風力を分析し、ミリ単位で矢の発射角度を調整できるよう設計された。試合序盤に突然強まった雨脚のために一時乱れたが、照準調整を終えると立て続けに10点を命中させた。

しかし先月、光州世界選手権リカーブに出場した金優鎮(キム・ウジン)、李雨錫(イ・ウソク)、金済徳(キム・ジェドク、いずれも男子)、安山(アン・サン)、カン・チェヨン、イム・シヒョン(いずれも女子)ら代表選手の矢はより正確だった。6人が1射ずつ放ち、計55点を合算。ロボは54点にとどまった。

続いてコンパウンド代表チームは6人全員が10点の的に矢を突き立て、58点を記録したロボを下した。この日、大会では現代自動車グループのロボット専門系列会社「ボストン・ダイナミクス」が開発したロボット犬「スポット」が矢を運ぶパフォーマンスも披露された。

本大会では、昨年パリ五輪3冠のイム・シヒョンがカン・チェヨンを7-3で下して優勝。男子決勝ではキム・ジョンウが2023年大会覇者の李雨錫を7-3で制した。イム・シヒョンとキム・ジョンウはいずれも賞金1億ウォンを受け取った。コンパウンドではヤン・ジェウォンとパク・リイェがそれぞれ男女の頂点に立った。ヤン・ジェウォンはキム・ジョンホと147点で並んだ後、シュートオフで10点を放ち、8点にとどまったキム・ジョンホを退けた。パク・リイェはムン・イェウンを150-142で破った。コンパウンド優勝賞金は2000万ウォン。


ハン・ジョンホ記者 hjh@donga.com