Go to contents

米陸軍長官「在韓米軍、北朝鮮・中国の脅威すべてに対応すべき」

米陸軍長官「在韓米軍、北朝鮮・中国の脅威すべてに対応すべき」

Posted October. 03, 2025 09:04,   

Updated October. 03, 2025 09:04


ダニエル・ドリスコル米陸軍長官(写真)は1日、北朝鮮のみならず中国の脅威にも対応することが在韓米軍の主要任務だと強調した。トランプ米政権が在韓米軍の役割を中国牽制を含む北東アジアの多目的機動軍へと再調整しようとする動きをみせる中での発言であり、在韓米軍の役割や規模の調整につながるとの見方も出ている。

ドリスコル氏は同日、京畿道平澤(キョンギド・ピョンテク)の在韓米軍基地キャンプ・ハンフリーズで行われた記者懇談会で、「在韓米軍の主任務は中国なのか、北朝鮮なのか」との質問に「どちらも基本的な脅威だ」と答えた。ウィリアム・テイラー在韓米第8軍司令官代理も同様の質問に、「同盟の任務は相互防衛条約に基づき、最も強力で近代化された戦力を維持し、インド太平洋のあらゆる脅威に対応できるようにすることだ」と述べた。

米陸軍長官は国防総省傘下の陸軍部のトップで、陸軍予算や人員配置、作戦支援など陸軍政策全般を統括する。現在2万8500人規模の在韓米軍のうち、陸軍は約2万人であり、在韓米軍の規模が調整されれば陸軍が優先対象となるとの見方もある。

ドリスコル氏は、米国防総省が内部組織網でブランソン在韓米軍司令官を大将(四つ星)ではなく中将(三つ星)として表記した件については明言を避け、「米陸軍は最近、本部要員が過度に増えている」と述べた。米国内ではトランプ政権の将官削減方針に沿って在韓米軍司令官の階級を3つ星に格下げするとの観測が流れている。


孫孝珠 hjson@donga.com