
政府は温室効果ガス削減目標を達成するため、2035年からガソリンや軽油などを燃料とする内燃車の販売制限を検討しなければならない、との立場を明らかにした。気候変動に関する政府間パネル(IPCC)や市民社会の要求に沿って60%台の削減率を達成するには、欧州連合(EU)のように内燃車販売規制も検討できるという意味である。
環境部は24日、京畿道光明市(キョンギド・クァンミョンシ)にある起亜オートランド事業場で開かれた「2035年国家温室効果ガス削減目標(NDC)輸送部門に関する国民討論会」でこのような見解を示した。NDCは、各国が今後10年間で温室効果ガス排出量をどれだけ削減するかを5年ごとに定める目標値を指す。政府は今年、2035年までの目標を定め、国連気候変動枠組条約の締約国に提出する予定だ。
政府はこの日、2018年の温室効果ガス排出量と比べて48%、53%、61%、65%を削減する4つの案を提示した。48%削減案の場合、2018年の輸送部門排出量(9880万t)の55.2%(5450万t)を減らし、4430万tまで削減する必要がある。65%削減案では2018年比67%(3260万t)を削減することになる。
政府は削減手段として、交通部門で無公害車の普及拡大や燃費改善などを挙げた。全車両の約30〜35%を電気・水素車などの無公害車に転換し、無公害車専用の自動車税・法人税の優遇措置も新設する方針だ。
特に61%、65%削減案では内燃車販売を制限する案が示された。崔珉芝(チェ・ミンジ)環境部温室効果ガス総合情報センター長は「61%、65%削減案はほとんど無公害車中心で販売される必要がある状況」とし、「EUなどで新車販売を規制することも検討できるだろう」と述べた。EUなどは2035年から内燃車販売を禁止する案を推進してきたが、最近ではこれを撤回する案も議論されている。
政府が内燃車販売制限など強力な案を示したのは、輸送部門の温室効果ガス排出量が昨年9750万tで2018年比わずか1.3%減にとどまったためである。金星煥(キム・ソンファン)環境部長官は今月19日の討論会で「内燃機関車を現在の2倍の速度で減らしていく必要がある」とし、「概ね2035年か2040年に内燃車生産を中止する決定も必要になると考えている」と話した。
崔惠? herstory@donga.com






