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分裂する与党支持層、「協治」VS「内乱勢力一掃」で路線闘争

分裂する与党支持層、「協治」VS「内乱勢力一掃」で路線闘争

Posted September. 23, 2025 08:49,   

Updated September. 23, 2025 08:49


2022年大統領選挙後、李在明(イ・ジェミョン)大統領を中心に一極化していた与党「共に民主党」の強硬支持層が、李氏を支持する「ケタル(改革の娘の略称)」と、鄭清来(チョン・チョンレ)代表を中心とする「清来団」などに分裂する兆しを見せている。

与党執行部の議員は、東亜(トンア)日報の取材に「支持層の分化は、届くショートメッセージを見れば分かる」と語った。「案件ごとに、李大統領のように『野党と組むべきことは組もう』という内容と、鄭代表のように『内乱勢力を全て一掃すべきだ』という内容、相反する『メッセージ爆弾』が届く」と話した。ほかの同党関係者も「党の強硬支持層の半分は李大統領を、残り半分は鄭代表を支持している」と分析した。

分裂の始まりは、親明系(李大統領系)議員の多くが支持した朴賛大(パク・チャンデ)前院内代表と、強硬派党員やユーチューバーの金於俊(キム・オジュン)氏らが支持したとされる鄭氏が対決した8月2日の党大会だったとされる。鄭氏が当選した後、民主党支持層内では検察改革など主要懸案問題を巡って賛否が分かれ、党と政府間の対立も生じている。

李氏支持層は主にオンラインカフェ「ジェミョンの村」などで活動してきた。一方、鄭氏を支持するグループは「タンジ日報」の自由掲示板などで活動しているとされる。今は改革を先導する鄭氏を支持するグループも、次期大統領選が近づくにつれ、候補者別にさらに細分化されるとの見方が出ている。与党関係者は「民主党が強化してきた党員主権主義が支持層に存在感を持たせ、『我々が望む方向に動かせる』という権力を味わわせた」と指摘。「李在明政権の成功を最重要視する層と、改革を最優先する層に分かれ始めた」と分析した。


許桐準 hungry@donga.com