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全智賢と姜棟元のスパイ物『北極星』、不振続きのディズニープラスに恵みの雨となるか

全智賢と姜棟元のスパイ物『北極星』、不振続きのディズニープラスに恵みの雨となるか

Posted September. 10, 2025 08:16,   

Updated September. 10, 2025 08:16


「全智賢(チョン・ジヒョン)と姜棟元(カン・ドンウォン)のスパイ・メロドラマ」

10日にオンライン動画配信サービス(OTT)のディズニープラスで公開される9部作シリーズ『北極星』は、この一言だけでも注目を集める。二人の俳優の組み合わせはスター性が保証されており、期待値は高い。不振続きだったディズニープラスにとって『北極星』は起死回生の一作となるか。

『北極星』は二人が初共演する作品という点から、年初からソーシャルメディアで話題を呼んできた。全智賢にとっては4年ぶりのドラマ出演で、姜棟元は2004年の『マジック』以来、実に21年ぶりのドラマ復帰だ。二人はそろって「ぜひ相手と共演したかったから、この作品を選んだ」と語っている。

事前に明らかにされたあらすじだけでもスケールはブロックバスター級だ。国連大使として国際的な名声を得てきたムンジュ(全智賢)が大統領候補銃撃事件の背後を追う。彼女を守る国籍不明の特殊要員サンホ(姜棟元)と共に、韓半島を脅かす巨大な真実に迫る。壮大な物語なだけに、複雑な事件をどう描くかが成否を分けそうだ。

業界では別の観点からも『北極星』に注目している。ディズニープラスが今年最大の野心作として位置付ける作品だからだ。『ムービング』(2023年)、『照明店の客人たち』(2024年)以降、看板となるヒット作がなく、今年上半期のオリジナルシリーズはいずれも興行面で物足りなかった。

『トリガー』(金恵秀)、『ハイパーナイフ 闇の天才外科医』(薛景求、パク・ウンビン)、『ナインパズル』(ソン・ソック、キム・ダミ)、『ファイン:ならず者たち』(柳承龍、林秀晶)など、いずれも「俳優陣も豪華で制作費も高額」だったが、期待を満たせなかった。

ドラマプロデューサーの一人は「もちろん俳優のチケットパワーを無視はできないが、今はそれだけでヒットする時代ではない。結局は作品自体がおもしろくなければならない」と語る。『北極星』を手掛けた脚本家の鄭瑞景(チョン・ソギョン)は映画『別れる決心』などで筆力が評価されてきたが、長編ドラマではまだ代表作といえる成功例はない。

OTT業界関係者は「これまでディズニープラスの作品は口コミを広げにくい男性視聴者を狙ったシリーズが多かった」とし、「女性キャラクターが際立つ『北極星』は幅広い視聴者層に訴えることができ、起死回生を狙える作品になるかもしれない」と話した。


キム・テオン記者 beborn@donga.com