
蔚山(ウルサン)で現職警察官が酒席上の口論の末、同僚を凶器で脅す事件が発生した。警察官の不正が相次ぎ、警察内部の風紀が緩んでいる実態が浮き彫りになった。
蔚山警察庁によると、23日午前0時46分ごろ、蔚山市中区の居酒屋前で、蔚山中部警察署所属のウ警部とキム警衛が口論となった。二人は前日、警察署の捜査・刑事チーム長級の足球(チョック)大会に参加し、同僚と交流した後、夕食を済ませ、他の職員とともに第2次会で居酒屋に立ち寄り飲んでいた。
時間が経つにつれ、酒気に酔って感情が高ぶったため、キム警衛が先に席を離れた。怒りを抑えられなかったウ警部は、厨房にあった凶器を手にして追いかけて同僚を脅した。現場を目撃した女性客が「男が凶器を持って暴れている。不安だ」と112に通報し、警察は通報から3分で現場に到着した。幸い、ウ警部は凶器を振り回したり、物理的衝突を起こしたりせず、凶器は居酒屋付近で発見された。警察は現行犯逮捕の要件に該当しないと判断し、直ちに逮捕しなかった。
蔚山警察庁刑事機動隊は、ウ警部を25日付で職位解除し、特殊脅迫・暴行の疑いで立件した。警察関係者は「2人の争いの経緯や凶器使用の有無を調べており、結果によって刑事処罰の可否を決める」と話した。
新政府は服務風紀の確立を繰り返し強調しているが、全国各地で警察官の不正が相次ぎ、警察組織全体への信頼が揺らぐ恐れがあると指摘する声があがっている。蔚山では先月31日にも、同署所属のキム警部が公務上の秘密漏洩と収賄の罪で拘束起訴された。キム被告は、昨年1月から7月まで賭博場業者グループに取り締まり情報を提供し、700万ウォンを受け取った疑いがある。江原道原州(カンウォンド・ウォンジュ)警察署所属の警察官も、賭博サイト捜査情報を外部に漏らした疑いで捜査を受けている。
今月初めには、全羅北道南原(チョルラブクド・ナムウォン)で、全州市完山(チョンジュシ・ワンサン)警察署所属の20代女性巡査が凶器を持って街中を歩いているところ、市民の通報で逮捕された。釜山(プサン)では、歌手PSY(サイ)の公演「フムポクショー」に交通管理業務で投入された警察官が、入場券なしで公演を観覧して摘発され物議をかもした。忠清北道忠州(チュンチョンブクド・チュンジュ)では先月26日、同署所属警察官がSNSで知り合った10代の女性とモーテルで性的関係を持ち、未成年者擬制強姦の疑いで拘束された事例もあった。
蔚山=チェ・チャンファン記者 oldbay77@donga.com






