Go to contents

昼は天使、夜は悪女…イム・ユンアさん「自分の姿に似ていて惹かれた」

昼は天使、夜は悪女…イム・ユンアさん「自分の姿に似ていて惹かれた」

Posted August. 08, 2025 09:02,   

Updated August. 08, 2025 09:02


昼は従順なパン屋の店員、夜は狂気に満ちた悪魔。

ガールズグループ少女時代のメンバーである俳優イム・ユンアさん(35)が、13日に公開されるコメディ映画「悪魔が引っ越してきた」で、主人公「ソンジ」として一人二役の演技に挑戦した。4日、ソウル鍾路区(チョンロク)のあるカフェで会ったイムさんは、「昼のソンジがパステルトーンなら、夜のソンジはビビッドな原色」とし、「両方の面が私にある姿なので、ソンジに惹かれました」と語った。

「悪魔が引っ越してきた」は、夜になると悪魔に憑かれるソンジと、彼女を監視するアルバイトをする青年ニート、キルグ(アン・ボヒョン)の話を描いている。映画の主な鑑賞ポイントは、狂女に近い「夜のソンジ」の変幻自在な感情演技だ。イムさんはその中でも、ぞっとするような笑い声に最も気を使ったという。イムさんは「笑いのトーンを作ってから、夜のソンジの感情線に基準点が定まった感じがした」と話した。

今回の映画はイムさんが「EXIT イグジット」(2019年)で共演したイ・サングン監督と2度目のタッグを組んだ作品。「EXIT イグジット」で共に主演を務めた俳優チョ・ジョンソクさんが出演した映画「ゾンビ娘」は先月30日に公開され、累積観客数237万人(7日基準)で人気を集めている。

「ジョンソクさんは映画館に多くの人を呼び寄せる力を持った俳優です。先に興行を牽引してくださっているので、そのエネルギーに私もうまく乗れたらいいなと思います。私が(映画で)これほどまでにエネルギーの大きいキャラクターを自由に表現したのは初めてなので、観客の皆さんがどう見てくださるか気になります」

イムさんはロマンチックなジャンルに合いそうなイメージが強いが、映画「コンフィデンシャル/共助」(17年)から自分なりのコメディ演技のフィルモグラフィーを着実に築いてきた。そのおかげで俳優として特に試行錯誤はなかったようだが、彼女なりの悩みもある。イムさんは、「偶然にも出演した作品の傾向が少し似ていました。今後はイム・ユンアといえば思い浮かべにくいような、違った雰囲気もお見せしたいです」と語った。

「私も時間が経つにつれて成熟し、成長していきます。その過程を多くの人と共有したいです。私一人で完全に変わった姿を突然お見せすると、戸惑われるかもしれないので。そうしながら徐々に、私に期待してくださる幅も広がってほしいと思います」

昨年はイムさんが所属する少女時代が集会現場で再び注目されることもあった。弾劾を求める集会で少女時代のデビュー曲「また巡り逢えた世界」が繰り返し流された。イムさんは「昔の歌をこんなにも多くの人が一緒に歌ってくださるのが不思議な気持ちでした。音楽が与えるエネルギーが非常に大きいということを改めて実感しました」と語った。

「最近、デビュー18周年を迎えてメンバーたちと個別に集まりました。20周年には何か記念になるイベントができればいいなと思います」


キム・テオン記者 beborn@donga.com