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地球3極制覇の許永鎬さん死去、享年71歳

地球3極制覇の許永鎬さん死去、享年71歳

Posted July. 31, 2025 08:35,   

Updated July. 31, 2025 08:35


世界で初めて7大陸最高峰と南極点、北極点、エベレストを含む「地球3極」を制覇した登山家の許永浩(ホ・ヨンホ)さんが71歳で死去した。1954年、忠清北道堤川(チュンチョンブクド・ジェチョン)生まれ。昨年12月に胆道がんと診断され闘病中、7月29日に永眠した。

堤川高校、清州(チョンジュ)大学、高麗(コリョ)大学大学院を卒業した許さんは、1982年にヒマラヤ山脈のマカルー(標高8463メートル)に登頂し、本格的に登山家の道を歩み始めた。翌年には登山家の間で「死の山」と呼ばれるマナスル(8163m)を単独登頂。1987年12月22日には高相敦(コ・サンドン)隊長(1948~1979)に続き、韓国人として2人目となるエベレスト(8848m)登頂を果たした。冬季に韓国人がエベレスト頂上に立ったのは許さんが初めてだった。

探検専門サイト「Explorersweb.com」は、「2023年までにエベレストに登頂した人は1万2015人の上るが、そのうち冬季に成功したのはわずか15人に過ぎない」とし、「エベレスト冬季登頂の歴史は統計や記録以上に困難なものだ」と伝えた。

許さんのエベレストへの情熱は時が流れても薄れることはなかった。2010年に妻を亡くした後、息子のジェソクさん(41)とともにエベレストに登った。ジェソクさんは当時インタビューで「母が5年間病気で苦しんだ末に亡くなり、家族の初めての旅行先だった場所で母を見送りたいと思った」と語った。許さんは2017年5月にも63歳でエベレストに登頂し、最高齢登頂の韓国記録を樹立。国内最多となる6回のエベレスト登頂記録も保持している。

許さんが世界的に名を馳せたのは、1995年に世界で3番目となる地球三極点到達を達成してからだ。また、▽南米大陸最高峰アコンカグア(6960m)▽北米大陸の最高峰マッキンリー(6194m)▽アフリカ大陸最高峰のキリマンジャロ(5895m)▽オセアニアの最高峰カルステンツ(4884m)▽欧州の最高峰エルブルス(5642m)▽南極大陸最高峰のヴィンソン・マシフ(5140m)を登頂し7大陸最高峰すべてを制覇した。政府は1996年、許さんに体育勲章の最高等級である青龍章を授与した。これ以前にも、▲1982年麒麟章▲1988年巨象章▲1991年猛虎章を受章している。

幼少期の夢だったパイロットになるため、許さんは1998年に超軽量航空機操縦免許を取得。2008年4月には驪州(ヨジュ)から済州(チェジュ)までの1000キロの単独飛行に成功し、2011年には超軽量機で故郷の堤川飛行場を出発、国土の東端(独島)、南端(馬羅島)、西端(可居島)を経て再び堤川に戻る1800キロの単独飛行も行った。

葬儀場はソウルの漢陽(ハンヤン)大学病院。告別式は8月1日午前10時40分。02-2290-9442。


キム・ジョンフン記者 hun@donga.com