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女性同士でキャンプや登山、「アナログ的つながり」の実験

女性同士でキャンプや登山、「アナログ的つながり」の実験

Posted July. 26, 2025 08:40,   

Updated July. 28, 2025 19:07


米ロサンゼルス近隣の蒸し暑い砂漠デスバレーで、キャンプしていた著者のキム・ハニ氏は、星が降り注ぐ夜空を見て、「この美しさを一人で見るにはもったいない」という気がした。

韓国に帰ってきたキム氏は、友人のキム・ジヨン氏やユン・ミョンヘ氏と一緒に、自然の中に旅立つ仲間を探し始めた。予想外に多くの女性が冒険を渇望していることを知った後、3人の友人は2021年に「ウーマンズベースキャンプ(WBC)」を設立した。

最近、何かを学び、自然を経験し、人々と関係を結ぶことの多くは、オンラインにとってかわられている。直接体でぶつかる経験はますます不慣れで、得にくいことになっていく。歴史的に外部活動に制約が多かった女性たちにはさらに進入障壁が高い。彼らが野外活動をする「冒険共同体」を結成した理由だ。

「野原にテントを張る女たち」は、3人の著者が交互にWBCを運営しながら体験した悩みとエピソードをエッセイ形式で率直に伝える。彼らは、「社会で決まった道ではなく、私が本当に望む道」を歩く。不安と恐怖を自然の前で共に分かち合った瞬間、変化の激しい天気で、望んでいた雪山を見ることができなくても、完璧な景色よりお互いの前向きな態度がより長く記憶に残った経験などを打ち明ける。

山で重い荷物を背負って歩く「荷重訓練」に対する考え方も興味深い。フィットネスクラブで正確な重さを確認しながら行う運動と違って、数値で表現することはできないが、「いつでも必要なだけ自然を享受できる本当の力が、体のあちこちに積もる」という。苦労して稜線を登って頂上に到着すれば、体の中の力が自然で自分を食べさせ、寝かせながら生活するエネルギーになるということを学ぶ。

本の最後の部分では、最初は20代や30代の女性たちが中心になった集まりが、多様な世代を迎え入れて拡張されていた過程を盛り込んでいる。「母親になっても冒険ができるだろうか」という質問は、子供たちを連れてくるキャンプにつながったという。10代の女子高生が友人を連れてきたり、娘が年老いた母親の手を握って一緒に馬耳山(マイサン)の下の村に歩いてくる姿を見て、著者たちは心に大きな響きを感じたという。その響きが読む人にも伝わってくる。


金民 kimmin@donga.com