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海兵隊員特検「VIP激怒会議、前国防部長官出席の証言確保」

海兵隊員特検「VIP激怒会議、前国防部長官出席の証言確保」

Posted July. 17, 2025 08:37,   

Updated July. 17, 2025 08:37


海兵隊員殉職事件および外圧疑惑を捜査している「海兵隊員特検」(李明鉉特別検察官)は、金龍顕(キム・ヨンヒョン)前国防部長官が「VIP激怒説」の浮上した会議に出席していたという証言を確保した。特検はパク・ジョンフン海兵隊捜査団長(大領)ら事件関係者を呼び出し、捜査に拍車をかけている。

チョン・ミンヨン特検補は16日、「金前長官が(2023年7月31日、国家安保室)会議に出席したと具体的に証言した人がいる」と明らかにした。金氏は当時大統領警護処長で、尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領の沖岩(チュンアム)高校の先輩であり、政権の実力者の一人とされていた。尹氏は当時、会議で、海兵隊員殉職事件と関連してイム・ソングン海兵隊第1師団長(当時)を被疑者として警察に引き渡すという報告を受け、「こんなことで師団長を処罰すれば誰が師団長をするのか」と激怒し、捜査に介入した疑いを受けている。特検は金氏を呼び出し、当時の会議について取り調べるものとみられる。特検は、当時実力者だった金氏がイム氏の救命ロビーにも関与した可能性も視野に入れて捜査しており、当時の会議で金氏がどのような役割を果たしたのか注目している。

特検は同日、海兵隊員殉職事件の初動捜査を担当したパク氏を参考人として呼び出した。特検はパク氏に対して、海兵隊員殉職事件捜査当時の状況と捜査への外圧について取り調べたという。パク氏は取り調べを受ける際、「(VIP激怒説が)説ではなく事実として糾明されたので、すべてがきちんと明かされるだろう」と述べた。特検は、姜義求(カン・ウィグ)前大統領室附属室長と崔柱元(チェ・ジュウォン)元慶尚北道(キョンサンプクト)警察庁長も取り調べた。特検は、姜氏に会議当時の尹氏の指示事項などについて尋ね、崔氏には、尹氏が憤った後、2023年8月2日に軍検察団が、海兵隊捜査団が渡した事件資料を慶尚北道警察庁から受け取った際の状況を尋ねたという。


ク・ミンギ記者 koo@donga.com