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格安OTT共有プラットフォーム、延長後に突然サービス停止 詐欺被害例急増

格安OTT共有プラットフォーム、延長後に突然サービス停止 詐欺被害例急増

Posted July. 16, 2025 08:43,   

Updated July. 16, 2025 08:43


キムさんは4月、あるオンライン動画配信サービス(OTT)のアカウント共有仲介プラットフォームを通じて、4ヵ月分のサービス利用券を1万6000ウォンで購入した。しかし、2ヵ月後、サービスの利用に問題が発生し、業者に問い合わせると「復旧には1年単位での契約が必要だ」といわれた。キムさんは4万ウォンを支払い1年分の利用券を決済したが、突然サービスが停止され、業者とも連絡が取れなくなった。

最近、ネットフリックスなどのOTTアカウント共有仲介プラットフォームによる被害が増加している。これらのプラットフォームは、3~4人の利用者を集めて一つのアカウントを共有し、利用料も分担する仲介を行うサービスだ。

15日、韓国消費者院と韓国消費者団体協議会によると、先月1372消費者相談センターに寄せられたOTTサービス関連の相談件数は237件で、昨年同月(32件)に比べ7.4倍に急増した。被害者の多くは、事業者にアカウント共有管理の安定性を理由に利用権の延長を求められ、これに応じたが、その後サービスが停止され、連絡も途絶え、返金も行われていない。

OTTサービスのほかにも、クレジットカード関連の消費者相談も増加した。先月のクレジットカード関連の相談件数は704件で、昨年同月(289件)に比べて143.6%増加した。相談の大半は申請したことのないクレジットカードが発送されているというSMSを使ったスミッシング被害に関するものだった。インターネット情報利用サービス関連の消費者相談も増加した。先月の相談件数は517件で、昨年同月(232件)比122.8%増加した。主な被害事例は、ソーシャルメディア(SNS)アカウントがガイドラインに違反していないにもかかわらず、事前の通知なく停止またはブロックされたケースだった。消費者院は被害に遭った場合は、取引履歴や証明書類などを用意し、1372消費者相談センターまたは消費者24に相談を申し込むよう呼びかけている。


キム・ダヨン記者 damong@donga.com