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内乱特検が教育部長官を取調べ、戒厳閣議に照準

内乱特検が教育部長官を取調べ、戒厳閣議に照準

Posted July. 05, 2025 08:49,   

Updated July. 05, 2025 08:49


昨年12月3日の非常戒厳宣布事件を捜査している内乱特検チームは4日、李周浩(イ・ジュホ)教育部長官を呼んで取り調べを行った。先月28日の尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領に対する特検の1次捜査後、続いて尹前政権の閣僚を取り調べており、特検内外では5日に予定された2次捜査が厳しく進められるとみられている。

李氏は同日午後1時50分頃、内乱特検の事務所があるソウル瑞草区(ソチョク)のソウル高検に出頭した。特検は李氏に対して、昨年12月3日の非常戒厳宣布のための閣議に出席しなかった背景や、戒厳解除のための12月4日の閣議には出席した経緯などを取り調べたという。特検は、尹氏に対して閣僚に保障された戒厳審議権を侵害した職権乱用権利行使妨害の容疑を適用して捜査している。特検は閣僚全員を呼び出して取り調べる方針だ。

特検は同日、朴鍾俊(パク・ジョンジ)前大統領警護処長も呼んで取り調べた。特検は、朴氏が今年1月、高位公職者犯罪捜査処の尹氏に対する逮捕状の執行を妨害した容疑を取り調べたという。また、戒厳直後に洪壮源(ホン・ジャンウォン)前国家情報院第1次長らの「盗聴防止電話」情報が削除された経緯なども追及したとされる。

海兵隊員殉職事件の圧力疑惑を捜査している「海兵隊員特検」は同日、「来週からいわゆる『VIP激怒説』関連の捜査を本格化する」と明らかにした。VIP激怒説とは、尹氏が海兵隊捜査団から海兵隊員殉職の初動捜査の結果報告を受けた後、「こんなことで師団長を処罰すれば誰が師団長をするのか」と激怒し、その後警察への移送が保留されたという疑惑だ。これに関連して特検は、7日に金桂煥(キム・ゲファン)前海兵隊司令官を呼んで取り調べる予定だ。激怒説が浮上した大統領主宰の首席秘書官会議の出席者たちにも近く対面調査を行う予定だ。

尹氏の妻の金建希(キム・ゴンヒ)氏をめぐる疑惑を捜査している「金建希特検」は3日、三富土建株価操作と関連して大々的な家宅捜索を行ったのに続き、同日には三富土建関係者を呼び出すなど捜査にスピードを上げている。


チェ・ミソン記者 ク・ミンギ記者 cms@donga.com