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ロッテバイオ「次世代新薬のADC事業を拡大」

ロッテバイオ「次世代新薬のADC事業を拡大」

Posted June. 20, 2025 09:16,   

Updated June. 20, 2025 09:16


「1ヵ月以内に2件の抗体薬物接合体(ADC)の生産受注が完了する予定です。年内に5件を受注するのが目標です」

18日(現地時間)、米ボストンで開かれた「2025バイオインターナショナルコンベンション(バイオUSA)」に参加したロッテバイオロジクスのパク・ジェームズ代表は同日、記者団に対し、次世代技術であるADC事業を拡大するという意向を示した。

ADCは、癌細胞にくっつく抗体、癌細胞を破壊する薬物(ペイロード)、最後にその二つをつなぐ「リンカー」で構成される。正常細胞は触らずに、ガン細胞だけを除去するため、効果が大きく副作用が少ないので、次世代新薬として注目されている。

ロッテバイオはこれに先立って、米シラキュース工場に1億ドル(約1377億ウォン)を投資し、ADC専用生産施設を増設した。今年4月は、アジア所在のバイオ企業とADC臨床試験用候補物質の生産契約を交わした。パク代表は、「シラキュース工場は、ADC関連技術を確保した数少ないところの一つだ」とし、「今回のバイオUSA行事でも、ADC生産に関する問い合わせが多かった」と話した。

ロッテバイオは現在、シラキュース工場を稼動しており、仁川松島(インチョン・ソンド)バイオキャンパス内に第1工場を建設している。第1工場の生産規模は12万リットルで、2027年に稼動するのが目標だ。パク代表は、「シラキュース工場と松島工場の2カ所を『デュアルエンジン』として、受注競争力を強化する」と述べた。

両工場の生産環境を同一に維持するため、韓国国内の生産人材をシラキュース工場に送るプログラムも進めている。パク代表は、「シラキュースで生産する物量を松島工場で続けて作るマーケティングをしている」とし、「グローバル売上上位圏の製薬会社が、関心を持って問い合わせている」と伝えた。

ロッテグループの辛東彬(シン・ドンビン)会長の長男であるロッテバイオグローバル戦略室のシン・ユヨル室長も、ADCに大きく注目しているという。シン室長は今回の行事に参加し、直接顧客会社とのミーティングに乗り出すなど、積極的な行動を見せた。

一方、ロッテバイオは同日、英バイオ企業のオッティモファーマとの受託生産(CMO)の契約を交わしたと発表した。今回の協約を通じて、ロッテバイオは、オティモファーマの抗体新薬「jankistomig」の原料医薬品を生産することになる。パク代表は、「jankistomigは、最近グローバル市場で注目される二重抗体物質で、臨床1相の試験用物量を生産する予定だ」とし、「商業化がなされれば、グローバルブロックバスターになる可能性がある」と話した。


ボストン=チェ・ジウォン記者 jwchoi@donga.com