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韓国大統領選、三つ巴の対決構図固まる きょう一本化のデッドライン

韓国大統領選、三つ巴の対決構図固まる きょう一本化のデッドライン

Posted May. 28, 2025 09:34,   

Updated May. 28, 2025 09:34


6月3日の大統領選挙を1週間後に控え、最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)候補、与党「国民の力」の金文洙(キム・ムンス)候補、保守系野党「改革新党」の李俊錫(イ・ジュンソク)候補の三つ巴の対決構図が固まりつつある。保守陣営の一本化最終デッドラインである28日の前日、李俊錫氏は「非常戒厳勢力との候補一本化は、今回の選挙にはない」と断言した。「国民の力」も、「三つ巴の対決で勝利する」と明らかにし、事実上、一本化を断念したとの解釈が出ている。

李俊錫氏は27日、ソウル汝矣島(ヨウィド)の国会疎通館前で緊急記者会見を開き、「最後まで戦い、必ず勝利する」とし、「反転の歴史の上に真っ先に飛び込む『ファーストペンギン』の役割を厭わない」と述べ、一本化拒否の意思を改めて確認した。李俊錫氏は、金氏を念頭に、「国民の力の候補になった途端、突然、私との一本化だけを昼夜を問わず叫び、国民に対するガスライティングを続けている」と批判した。李俊錫氏が一本化の最終期限の前に一蹴したことで、事実上、三つ巴の対決構図が確定したとみられている。

「国民の力」も、保守陣営の一本化が水泡に帰したことを認め、金氏への支持層結集に死力を尽くす雰囲気だ。同党の金龍泰(キム・ヨンテ)非常対策委員長は同日、ソウル中区で記者団に対し、「改革新党が一本化する考えがないという立場を表明するなら、その意思を尊重する必要がある」とし、「一本化しなくても三つ巴の対決で金氏が勝てるという確信がある」と述べた。また、李俊錫氏の記者会見後に立場文を出し、「三つ巴構図の本選挙で、国民は市民主権革命を成し遂げる」と強調した。


イ・サンホン記者 dapaper@donga.com