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「韓国製造業は米中への依存度が高すぎる、多角化すべき」 経総が報告書で指摘

「韓国製造業は米中への依存度が高すぎる、多角化すべき」 経総が報告書で指摘

Posted May. 22, 2025 08:46,   

Updated May. 22, 2025 08:46


韓国製造業の海外市場への依存度が、世界主要国を大きく上回っているという調査の結果が出た。内需活性化と輸出地多角化のための政策支援が後押しされなければならないという指摘が出ている。

韓国経営者総協会(経総)が21日発表した「韓国製造業の国内および海外需要への依存度の現状と示唆するところ」と題した報告書によると、2023年の韓国製造業の国内総生産(GDP)の海外需要への依存度は58.4%で、2000年度(52.7%)比5.7%上昇した。これは世界平均の海外需要依存度(42.4%)を大きく上回る水準で、世界経済が低迷すれば、韓国経済がさらに大きな打撃を受けかねないことを意味する。

今回分析した国のうち、製造業GDPの海外需要の依存度が内需依存度より高い国は、韓国とドイツ(69.2%)だけだった。米国と中国、日本は海外依存度が半分以下の内需中心の成長構造を維持していた。

韓国製造業の海外依存度を分析すれば、中国依存度が高まっている現象が分かる。2023年の韓国製造業GDPのうち、米国と中国への依存度はそれぞれ13.7%と10.8%で1位と2位だった。米国への依存度は、2000年度比1.1ポイント減少したが、中国への依存度は6.0ポイント上昇した。さらに、米国と中国の両国への依存度は24.5%と、日本(17.5%)やドイツ(15.8%)より大幅に高かった。業種別では、半導体を含めた電気装置部門の海外依存度が76.7%で最も高かった。

経総のハ・サンウ経済調査本部長は、「米国の関税政策の強化とグローバル通商環境の悪化で、米中依存度の高い韓国製造業の不確実性が大きくなるだけに、輸出の多角化と内需振興のための政策準備が急がれる」と話した。


金在亨 monami@donga.com