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限韓令から9年、K-POP「EPEX」が来月中国で公演

限韓令から9年、K-POP「EPEX」が来月中国で公演

Posted April. 30, 2025 09:09,   

Updated April. 30, 2025 09:09


K-POPボーイズグループ「イペックス」(写真)が来月、中国福州で単独コンサートを開く。韓国国籍のアイドルが中国本土でコンサートを開くのは9年ぶりのことで、中国政府が限韓令を段階的に緩和させることができるという予測が出ている。

芸能事務所のC9エンターテインメントは29日、「所属グループのイーペックスが来月31日、福州で単独コンサート『青春欠乏人福州』を開催する」と明らかにした。昨年12月にソウルで始まった「青春欠乏」のアジアツアーで、中国マカオと台湾台北に続き福州を訪問する。

K-POPアイドルは2016年、韓国のTHAAD(高高度ミサイル防衛システム)配備後、中国本土でコンサートや公演を行うことができなかった。だが、昨年末に米国国籍の韓国系シンガーソングライター「黒スカート」が陝西省などで公演を行い、今月は3人組のヒップホップグループ「ホミ」が武漢で公演を行った。歌手兼俳優のキム・ジェジュンも今月、重慶でファンミーティングを開いた。

歌謡界では、イペックスの公演はアイドルグループの単独コンサートであることを考慮すると、より多くのKポップスターの中国公演が実現する可能性を期待している。現在、防弾少年団(BTS)のジェイホープやセブンティーンなどの大手Kポップ歌手らは、マカオなどで中華圏のファンに会っている。芸能事務所の関係者は、「限韓令の解除は、中国本土で1万席以上の公演が許可されるかがカギと言える」とし、「中国政府は、小規模公演を認めながら、推移を探っていると見られる」と話した。

香港紙のサウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)によると、米ポップスターのケイティ・ペリーも今年11月、中国杭州の1万8000席規模の公演会場でコンサートを開く。今回の公演は、2017年にペリーが反中性向の衣装を着用したという理由で中国入国が拒否されたという報道が出てから8年ぶりのことだ。


サ・ジウォン記者 北京=キム・チョルジュン特派員 4g1@donga.com