
コメ価格の暴騰が止まらず対応に困っている日本が最近、韓国のコメを輸入していることが確認された。日本のコメ価格が1年間で2倍に高騰すると、割合安く良質の韓国のコメを求め始めたものと分析される。韓国米が一般消費者向けの販売用として日本に輸出されたのは、1990年に韓国米の対日輸出統計を取り始めて以来初めて。
20日、農協インターナショナルと韓国農水産食品流通公社(aT)などによると、韓国のコメ2トンが8日、通関手続きを終えて日本に正式輸出された。さらに10日からは日本国内の「農協オンラインショッピングモール(koreafood.co.jp)」と東京・新大久保の韓国スーパーなどで販売されている。今回日本に輸出されたコメは、全羅南道海南郡(チョルラナムド・ヘナムグン)の沃川(オクチョン)農協で生産した「タンクッ・ヘッサル(地の果ての日差し)」ブランド。昨年生産されたものを今年3月に精米を経て輸出された。
韓国米の日本への輸出は異例のことだ。1990年から韓国米の対日輸出統計を取ってきたaTの農食品輸出情報(KATI)によると、2011年と2012年の東日本大震災の時、支援物資として韓国米が日本に渡ったことはあるが、販売用の輸出はこれまでなかった。政府関係者は、「日本は韓国米に対し、1キロ当たり341円(約3400ウォン)の関税を課している」とし、「日本米の価格が高騰し、このような関税を負担しても韓国米が価格競争力を持つようになった」と話した。
黃仁贊 hic@donga.com






