
イスラエルのネタニヤフ首相の息子、ヤイール・ネタニヤフ氏(33)が、最近パレスチナを国家として承認する意向を明らかにしたフランスのマクロン大統領に「ふざけるな(Screw you)」と悪態をつき、物議を醸している。
ヤイール氏は13日、X(旧ツイッター)でマクロン氏の投稿をリポストし、「ふざけるな、ニューカレドニア(フランス語名ヌーベルカレドニー)独立賛成!フランス領ポリネシア独立賛成!コルシカ独立賛成、バスク独立賛成、フランス領ギアナ独立賛成」と書き込んだ。フランス領地域の中で独立運動が起きている場所を言及したのだ。前日、マクロン氏がXに「平和に賛成、イスラエルの安全に賛成、ハマスのいないパレスチナ国家に賛成」とポストし、パレスチナ独立国家の承認を示唆したことに反論し、皮肉ったものとみられる。ヤイール氏は、これまでソーシャルメディアなどを通じて強硬な保守性向を表してきた。しかし、2023年10月に勃発したハマスとの戦争中には志願入隊せず、米フロリダ州で悠々自適な生活を送る写真をソーシャルメディアに掲載し、大きな非難を受けた。
ネタニヤフ氏は13日、自身のXで、「ヤイールの振る舞いは容認できない」としながらも、「マクロン大統領が我が国の中央にパレスチナ国家を樹立するという構想を繰り返し口にすることは重大な誤りだ」と指摘した。
林賢錫 lhs@donga.com