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与党内部で韓悳洙首相「大統領候補擁立」の動き、有力候補者らは早くも牽制

与党内部で韓悳洙首相「大統領候補擁立」の動き、有力候補者らは早くも牽制

Posted April. 12, 2025 09:07,   

Updated April. 12, 2025 09:07

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与党「国民の力」内部で、大統領権限代行の韓悳洙(ハン・ドクス)首相の大統領候補「擁立論」が公論化される中、党内の大統領選候補らの「韓悳洙牽制論」も本格化している。

保守陣営の大統領選候補の中で支持率トップの金文洙(キム・ムンス)前雇用労働部長官は11日、国会で記者団に対し、「韓権限代行は生涯を公職者として生きてきた。だから歩く時も前を見て進み、周りを見回すようなことはない」とし「この国難を打開するために権限代行職をきちんと遂行してくれると信じているし、そう聞いている」と述べた。金氏は同日、ラジオでも、「国のリーダーシップが揺らいでいるのに、韓権限代行が今すぐ大統領選に出馬すると言ったらうまくいかないだろう」とし、「韓権限代行が辞めたら、また権限代行の権限代行なのか、相当な問題提起があるだろう」と強調した。韓氏が出馬した場合、尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領の弾劾に反対した強硬支持層の票が一部移る可能性があるという観測が流れる中、警戒心を示したものとみられる。

同日も「国民の力」内部では「韓悳洙擁立論」が続いた。大統領選出馬を宣言した李喆雨(イ・チョルウ)慶尚北道(キョンサンプクト)知事は同日、「すばらしい自由右派の候補らが大統領選の党内予備選に飛び込み、予備選を盛り上げ、その勢いで大統領選に勝利するようにしなければならない」と述べた。権性東(クォン・ソンドン)院内代表も記者団に対し、「競争力のある候補が党内予備選に多く参加することはコンベンション効果も高める」と強調した。

「国民の力」の予備選候補登録日である15日が目前に迫り、党内の一部からは、大統領選候補を選出した後、韓氏と汎保守「ビッグテント」で一本化する案も挙がっている。ただし、党指導部関係者は、「予備選で選出された候補が黙っているだろうか」と述べた。

韓氏が、大統領枠の憲法裁判官の後任を指名したことに反発している最大野党「共に民主党」は、権限代行弾劾を苦慮している。同党の院内関係者は、「最も重要なのは大統領選なのに、韓権限代行の弾劾で党支持率が下落すれば最悪の状況だ」と話した。


チョ・グォンヒョン記者 ユン・ミョンジン記者 buzz@donga.com