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米シンクタンク「全長140メートルの軍艦の北朝鮮建造最大規模、南浦で確認」

米シンクタンク「全長140メートルの軍艦の北朝鮮建造最大規模、南浦で確認」

Posted April. 10, 2025 09:14,   

Updated April. 10, 2025 09:14

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最近、在韓米軍の対北朝鮮核心防空戦力であるパトリオット砲台の一部が中東地域に移転したことを受けて、韓国軍当局がこれを補完または代替できる戦力を韓国に配備するよう米国防総省に要請したことがわかった。軍内外では、米本土または在日米軍基地などに配備された防空戦力(迎撃ミサイル)や空軍戦力(戦闘機)が韓国に一定期間循環配備される方式で、パトリオット戦力の空白を埋める案が検討されている。

●「一時的な循環配備を受け入れる条件で補完・代替戦力を要請」

9日、複数の韓国政府筋によると、米国防総省は今年2月末~3月初め、在韓米軍が運用している10数個のパトリオット(PAC-2、PAC-3)砲台のうち、2個程度を中東地域に一定期間移転することを韓国軍当局に要請した。約3~6ヵ月にわたるパトリオット砲台の一時的な循環配備の要請を受け、韓米軍当局は関連手続きと規定に従って協議を行い、承認したという。

地対空迎撃ミサイルである在韓米軍のパトリオット戦力は、キャンプ・ハンフリーズ(平沢米軍基地)がある京畿道平沢(キョンギド・ピョンテク)や烏山(オサン)など主要な米軍基地に配備され運用されている。有事の際、北朝鮮の核ミサイル攻撃から在韓米軍司令部と在韓米空軍戦力を防衛する任務を担っている。在韓米軍のパトリオット戦力は、高度15~40キロで北朝鮮ミサイルを迎撃する下層防衛体系の核心戦力だ。慶尚北道星州(キョンサンプクト・ソンジュ)に配備されたTHAAD(高高度迎撃ミサイルシステム、迎撃高度40~150キロ)、韓国軍の「天弓(チョングン)2」(迎撃高度15~20キロ)などと共に韓米連合防空網を構成している。

韓国国家安保室のある消息筋は、「韓国軍当局は在韓米軍のパトリオット戦力の『一時的な循環配備』を受け入れることを条件に、補完または代替戦力を韓国に展開することを米国側に要請した」とし「現在、韓米軍当局が関連協議を進めている」と伝えた。在韓米軍の核心防空戦力の海外移転で起こりうる対北朝鮮防衛態勢の弱体化や戦力空白の懸念を最小化するよう、韓米軍当局の措置が行われているということだ。別の消息筋は、「補完・代替戦力の種類は、パトリオット迎撃ミサイルのような防空戦力になる可能性もあれば、空軍戦闘機など他の種類の兵器体系になる可能性もある」と話した。同じ種類の兵器体系に限定せず、在韓米軍の対北朝鮮防衛態勢を最上の状態に維持できる多様な補完・代替戦力の配備が検討されているということだ。

過去にも在韓米軍戦力の海外移転に伴って補完戦力を配備した事例がある。李明博(イ・ミョンバク)政権時代の2009年、米国は在韓米軍のアパッチ攻撃ヘリコプター1個大隊(20数機)をアフガニスタンに移転配備する代わりに、米本土からF-15とF-16戦闘機、A-10攻撃機などを韓国に循環配備する方式で戦力空白を最小化した。

●「在韓米軍の海外移転がさらに頻繁になり規模も大きくなる模様」

軍内外では、トランプ政権下で在韓米軍戦力の海外移転の規模と頻度がさらに拡大する可能性が高いという見方が多い。米国防総省が最近、中国の台湾侵攻阻止と米本土防衛を最優先とし、同盟国が北朝鮮やロシアなどの脅威の抑止を主導するという内容の内部指針を作成したことも、このような見方に重きを置いている。

一部では、トランプ政権が韓国政府に在韓米軍駐留経費の負担増額を迫るための手段として、在韓米軍の海外移転を活用する可能性も排除できないと懸念する声もある。韓国政府消息筋は、「これまで韓米両国は、在韓米軍戦力の海外移転によって対北朝鮮防衛態勢に空白が発生してはならないという点で深い共感があった」とし、「トランプ政権も在韓米軍の対北朝鮮抑止力を過度に弱体化させる水準で海外移転を強行することはないと見ている」と話した。