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尹大統領弾劾宣告の日、警察1万4千人と警察特攻隊を憲法裁などに配置

尹大統領弾劾宣告の日、警察1万4千人と警察特攻隊を憲法裁などに配置

Posted March. 20, 2025 08:40,   

Updated March. 20, 2025 08:40

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韓国警察が、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の弾劾審判宣告日に「甲号非常」を発令し、全国警察機動隊1万4千人を憲法裁判所付近などに配置する計画だ。刑事と警察特攻隊も投入し、万が一の暴力集会による不祥事に対応する構えだ。

19日、警察などによると、警察庁は尹大統領の弾劾審判宣告当日、全国の警察に年次休暇の使用を中止し、利用可能な警官全員を待機させる予定だ。また、全国の機動隊338の部隊所属2万人を投入する中、そのうち機動隊210の部隊所属の1万4千人はソウルに配置する。

警察は宣告当日、ソウル鍾路区(チョンロク)の憲法裁付近に刑事を配置し、デモ隊が憲法裁内部に乱入すれば現行犯逮捕する計画だ。警察特攻隊も憲法裁付近で待機し、大規模な暴力事態などが懸念されれば対応に乗り出す。救急患者が発生した場合、近くの江北三星(カンブク・サムソン)病院に搬送して治療できるよう協議を終えた。

警察は、安国(アングク)駅を基準に西側には弾劾賛成派、南側には弾劾反対派とデモの区域を分ける予定だ。デモ隊同士が対立する事態を防ぐためだ。デモ隊が違法に無人機(ドローン)を飛ばす可能性に備え、「アンチドローン」(無人機無力化)装備も配備する。宣告前後には、憲法裁の文炯培(ムン・ヒョンベ)所長権限代行をはじめ憲法裁判官全員に対する警護も強化する。

宣告日には、憲法裁周辺のガソリンスタンドと工事現場の稼働を一時中止させる。ガソリンスタンドや工事現場内の油、各種装備などがデモ隊に渡れば、危険な暴力事態に発展する可能性があるためだ。隣接の建物22ヵ所の屋上への出入りも統制される。安国駅は宣告日の始発から無停車運行し、デモ隊が集まると予想される光化門(クァンファムン)・景福宮(キョンボククン)・鍾路3街・鐘閣(チョンガク)・市庁(シチョン)・漢江鎮(ハンガンジン)駅も駅長の判断により無停車通過する可能性がある。

憲法裁がある鍾路区も19日、緊急対策会議を開き、宣告前日から宣告翌日までの人混みに備えた安全管理案を議論した。鍾路区は、主要文化遺産の保護から施設物の点検、不法駐車の取り締まり、集会廃棄物の収集、路上放置物の整備など、安全管理と対策班の運営に職員500人を投入する計画だ。人混み管理は宣告日の当日と前後の3日間、光化門駅、安国駅など主要駅の出口周辺で行われる。


イ・サンファン記者 チョン・ヘジン記者 payback@donga.com