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金価格の高止まりで「ゴールドバンキング」口座が1兆ウォンに迫る

金価格の高止まりで「ゴールドバンキング」口座が1兆ウォンに迫る

Posted March. 19, 2025 08:30,   

Updated March. 19, 2025 08:30

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顧客が銀行口座に金を入金すれば、その分だけ国際相場によって金を買い取ってくれるゴールドバンキング口座の残高が急速に増え、1兆ウォンを目前にしている。ドナルド・トランプ米大統領発の「関税戦争」が激化し、安全資産である金に投資しようとする人々が続いていると分析される。

18日、金融界によると、14日現在、KB国民(クンミン)、新韓(シンハン)、ウリィ銀行のゴールドバンキング口座の残高は9534億ウォンと集計された。3行の残高が9500億ウォンを超えたのは今回が初めてだ。5大都市銀行のうち残りの2行であるハナやNH農協銀行は、ゴールドバンキング口座を販売していない。

3つの銀行のゴールドバンキング口座の残高は、昨年3月末(5660億ウォン)と比べると70%近く急増した。ゴールドバンキングの残高は、昨年末の7822億ウォンから今年1月末は8353億ウォン、2月末は9165億ウォンへと急速に増えている。残高は、今月に入ってから再び4%以上増加した。このような傾向が続けば、1兆ウォン突破は確実とみられる。

ゴールドバーの品薄現象も続いている。現在、5大都市銀行のうち、ゴールドバーを販売しているところは、新韓(シンハン)やNH農協、ハナ銀行の3行のみ。KB国民銀行は先月18日、ウリィ銀行は先月14日からゴールドバーの販売を中止している。ゴールドバーの主要供給先の一つである韓国造幣公社が先月、物量不足でゴールドバーの供給を暫定的に中断したのが影響を及ぼした。これを受け、3つの銀行のゴールドバーの販売額は、今月1日から14日まで147億ウォンに止まった。今年2月、5大都市銀行のゴールドバーの販売額は883億ウォンで、1月(270億ウォン)の3倍以上に急増したことがある。

ゴールドバー1キロを販売している新韓銀行は17日から、LS MnMから供給されるゴールドバー10グラムと100グラムの事前販売を行っている。NH農協銀行は、韓国金取引所の3.75グラム、10グラム、100グラム、1キログラムのゴールドバーと、三星(サムスン)金取引所の37.5グラム、187.5グラム、375グラムのゴールドバーを販売している。ハナ銀行は、韓国金取引所の1キロのゴールドバーのみ販売している。一方、国際金価格は今月14日、1オンス(31.1グラム)当たり3000ドルを初めて上回った。


イ・ホ記者 number2@donga.com