
米アラスカ州のマイク・ダンリービー知事が、トランプ米大統領が韓国に求めたアラスカ液化天然ガス(LNG)開発事業を議論するため、訪韓を計画していることが明らかになった。トランプ氏が主要同盟国である韓国や日本などのアラスカLNG開発事業への参加を事実上既定路線とした中、今回の訪韓で事業参加への圧力が本格化するとの見方が出ている。
ダンリービー氏は、韓国のLNG開発事業への投資を公式に要請し、関連案を協議するため、今月25日か26日頃に訪韓を調整しているという。産業通商資源部関係者は14日、「ダンリービー氏側から、韓国滞在中に安徳根(アン・トクグン)産業通商資源部長官との面談が可能かどうか問い合わせがあった」と説明した。また、ダンリービー氏は、大統領の権限を代行する崔相穆(チェ・サンモク)副首相兼企画財政部長官、趙兌烈(チョ・テヨル)外交部長官との面談も模索しているという。
ただし、今回の訪韓でアラスカLNG開発事業の具体的な内容が議論される可能性は低いとみられている。政府関係者は、「現時点で具体的な協議に入るには、両国間の議論が進展していない状況だ」と述べた。これに先立ち、トランプ氏は4日(現地時間)の初の施政方針演説で、「アラスカLNGパイプライン建設に韓国や日本が数兆ドルを投資するだろう」と発言した。
申나리 journari@donga.com






