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ロゼが履いた「スピードキャット」が大ヒット、プーマコリア代表が韓国文化とファッションの影響力を称賛

ロゼが履いた「スピードキャット」が大ヒット、プーマコリア代表が韓国文化とファッションの影響力を称賛

Posted February. 21, 2025 09:43,   

Updated February. 21, 2025 09:43


「米ロサンゼルスや英ロンドンに続き、プーマの3番目のグローバルエンターテインメント本部を昨年、ソウルに誘致しました。海外各国の代表取締役(CEO)も、ソウルに本部を置くことに異論はありませんでした。世界のファッション産業で、韓国の文化的影響力は誰も否定できないほど大きくなりました」

今月6日、ソウル中区(チュング)のプーマコリア本社で取材に応じたプーマコリアのイ・ナヨン代表(53)は、グローバルスポーツブランド「プーマ」が眺める韓国市場について、このように話した。イ氏は2022年、プーマコリアの代表取締役に就任し、3年間の任期を終えて今年再任した。イ氏は、ロレアルコリアでキャリアをスタートさせ、リーボックやアディダスなどで15年以上キャリアを積んだスポーツブランドマーケティングの専門家だ。

世界中のプーマのCEOたちとコミュニケーションしながらイ氏が感じたのは、韓国文化の存在感とファッション業界に及ぼす影響力が変わったことだ。プーマグローバルエンターテインメントソウル本部で担当するアンバサダー(広報大使)は、ガールズグループBLACKPINKの「ロゼ」だ。世界的人気曲「アパート(APT.)」の発売4カ月前の昨年6月、ロゼはイ氏の強力な推薦でプーマのアンバサダーになった。同年10月、ロゼの新曲アパートは世界中の音源チャートで「大ヒット」した。ロゼの人気と共に、アンバサダーとして活動しながら履いていたプーマのスニーカー「スピードキャット」と「パレルモ」も一緒に注目を集めた。

イ氏は、「米国など欧米のポップスターが韓国文化に影響を与えたのがこの10年間の歴史ならば、今後10年間は韓国のポップスターが欧米に影響力を及ぼす時代だ」とし、「ヨーロッパの10代の間で、Kポップの人気がすごいだけに、彼らが成人になればファッションなど多様な産業で韓国市場の重要性がより一層浮上するだろう」と見通した。

ロゼを抜擢してから翼をつけたスピードキャットのスニーカーは、1998年に発売された。「過去のアイテム」でしばらく忘れられていた靴だ。フォーミュラワンレーサーのための防火靴に根ざしたスピードキャットは、2000年代のプーマの全盛期を導いた代表スニーカーだ。スピードキャットの復活は、プーマコリアの昨年の売上の伸び率を二桁にした。

「スピードキャットOGスパルコ」と「スピードキャットLS」は、公式オンラインモールでの発売直後40分、ムシンサでの発売から15分で売り切れとなった。新世界(シンセゲ)百貨店江南(カンナム)店、スターフィールド水原(スウォン)店など、主要拠点のオフラインの売り場では開店前から並んで待つ「オープンラン」の人波ができた。韓国でのスピードキャットのブームに注目したプーマグローバルは、スピードキャットを今年、世界中の売場で販売することにし、今年の主要キャンペーンに決めた。

プーマコリアの今年の話題は、「ランニング」だ。プーマコリアは、今年で23回目(10月12日開催)の東亜(トンア)日報・ソウル市共同主催の「ソウルランニング(SEOUL RACE)」を公式後援する。「今年は、ランニングに『オールイン』する」というイ氏は、「ウサイン・ボルトが引退するまで履いていたランニングシューズがプーマ製品だ」とし、「速いスピードと快適な走行感を出す『二トロ』ランニングシューズの技術力を信じて、昨年から多くの投資を行っている」と話した。


イ・ミンア記者 omg@donga.com