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韓国軍、北朝鮮長距離砲を破壊するミサイル「ウレ」を作戦配備

韓国軍、北朝鮮長距離砲を破壊するミサイル「ウレ」を作戦配備

Posted February. 19, 2025 08:33,   

Updated February. 19, 2025 08:33

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韓国軍合同参謀本部が18日、ソウルなど首都圏を脅かす北朝鮮の長距離砲を最短時間で破壊できる戦術地対地誘導兵器(KTSSM)が作戦配備されたと明らかにした。

雷を意味する韓国語「ウレ」と命名されたKTSSMは、地上固定型発射台で発射される。熱圧力弾頭を搭載し、地下坑道を貫通して北朝鮮軍の170ミリ自走砲、240ミリ放射砲(多連装ロケット)などを壊滅させることができる。

最大射程は180キロで、休戦ライン付近から平壌(ピョンヤン)まで到達できる。遠距離の標的を数メートルの誤差で破壊する世界最高水準の精度を備えていると、合同参謀本部は伝えた。韓国軍は、2010年11月の延坪島(ヨンピョンド)砲撃戦を機に、KTSSMの開発に着手した。20年に開発を完了した後、数百発を量産し、15年で実戦任務に突入したのだ。合同参謀本部は、「ウレの作戦配備を通じて、短時間内に敵の長距離火力を壊滅させることができる圧倒的な能力を備えることで、有事の際に敵の挑発意欲を完全に粉砕することができるだろう」と述べた。

韓国軍はKTSSMより射程と貫通力が強化されたKTSSM-IIも27年までに開発を完了する計画だ。KTSSM-IIは、移動式発射台(TEL)で発射され、最大射程は300キロに達する。


尹相虎 ysh1005@donga.com