
今年下半期(7~12月)から、ソウル江南(カンナム)区の全域で深夜自動運転タクシーが運行される。早朝の始発で、自動運転バスが運行する路線も既存の1つから4つに増える。
国土交通部は18日、ソウルや世宗(セジョン)、京畿道(キョンギド)、忠清南道(チュンチョンナムド)、慶尚北道(キョンサンブクド)、慶尚南道(キョンサンナムド)、済州(チェジュ)の7つの市道に今年から自動運転サービスの運営費26億ウォンを支援すると明らかにした。各市道が、自動運転モデル運行地区で推進する新技術やサービス実証を支援する趣旨だ。
今回の予算支援で、ソウル市の深夜自動運転タクシーとバスの運行が拡大される。昨年9月に導入された自動運転タクシーは現在、江南区の駅三洞(ヨクサムドン)、大峙洞(テチドン)、三成洞(サムソンドン)、瑞草区(ソチョグ)瑞草洞の一部の地域だけで運行している。これからは江南区の狎鴎亭洞(アプグジョンドン)や清潭洞(チョンダムドン)、論峴洞(ノンヒョンドン)でも運行することになる。運行台数も従来の3台から7台に増える。自動運転タクシーは、平日午後11時から翌日午前5時まで運行し、料金は無料。
ソウル市の「早朝同行自動運転バス」は現在、道峰(トボン)駅から永登浦(ヨンドゥンポ)駅を往復する160番路線だけを運行している。下半期からは741番と504番、148番の路線にも自動運転バスが投入される。
慶尚南道河東郡(ハドングン)では、年内に農村型自動運転バスが導入される。高齢層の割合が多く、荷物の多い農村の特性を考慮し、バスに荷物室を備えたのが特徴だ。慶尚北道慶州(キョンジュ)では今年10月、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の会場と宿舎を移動する自動運転シャトルを運営する計画だ。
オ・スンジュン記者 ohmygod@donga.com