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スペースXの宇宙船、打ち上げ後に通信途絶える

スペースXの宇宙船、打ち上げ後に通信途絶える

Posted January. 18, 2025 08:58,   

Updated January. 18, 2025 08:58

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米実業家のイーロン・マスク氏が率いる宇宙企業スペースXの宇宙船「スターシップ」が16日(現地時間)、7回目の打ち上げに失敗した。ロケットの1段目のブースターの回収には成功したが、模擬衛星を搭載した2段目の宇宙船は1段目と分離した後、通信が途絶え、空中で爆発した。

スペースXは16日午後4時37分、米テキサス州南部にある宇宙基地「スターベース」からスターシップを打ち上げた。打ち上げ4分後、スターシップの1段目のブースターと2段目の宇宙船が分離し、ブースターは再び発射地点に戻った。発射台のアームがブースターを「箸」のようにキャッチすることに成功した。

しかし、ブースターと分離した宇宙船は連絡が途絶えた後、空中で爆発した。スペースXは、「スターシップが上昇中に予定外の急速な分解に見舞われた」とし、「今日のテストデータを検討して原因を究明する」と明らかにした。

宇宙船はカリブ海上空で爆発したと推定される。分解した破片が上空に落下し、一時、航空機は航路を変更または待機することとなった。米CNNは、このような状況を総合すると、米連邦航空局(FAA)の調査が終わった後、8回目の打ち上げが行われるまでには時間がかかると見通した。

スターシップの打ち上げ失敗で、情報技術(IT)大物たちの明暗が分かれた。スターシップの7回目の打ち上げが行われる約14時間前に、アマゾン創業者のジェフ・ベゾス氏が設立したブルーオリジンの「ニューグレン」は初の打ち上げに成功したからだ。ブルーオリジンは、再使用のためのブースターの回収には失敗したが、宇宙船は目標軌道に到達した。 


チェ・ジウォン記者 jwchoi@donga.com