憲法裁判所が、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領弾劾審判の先着順の現場での傍聴券交付を「安全措置」を理由に中止すると明らかにした。
憲法裁は10日、「(弾劾)賛否集会などで庁舎正門の周辺に深刻な混雑が発生し、市民の安全のために行った措置」と説明した。憲法裁のチョン・ジェヒョン広報官は、「朴槿恵(パク・クンヘ)元大統領の弾劾審判宣告日期日や李祥敏(イ・サンミン)前行政安全部長官の弾劾審判弁論準備期日の現場での傍聴券交付を中止した前例を考慮した」と説明した。傍聴を希望する市民は、オンライン申請や抽選を通じて傍聴券が交付される。
一方、尹大統領の代理人団には、判事出身の車基煥(チャ・ギファン)弁護士(62・司法研修院17期)が加わったと、憲法裁が明らかにした。保守色が強いとされる車氏は、李明博(イ・ミョンバク)、朴槿恵政権下の2009~2015年と2023~2024年にMBCの大株主である放送文化振興会の理事を3度務めた。
キム・ジャヒョン記者 zion37@donga.com