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混乱する与党、新院内代表に「尹大統領の友」権性東氏

混乱する与党、新院内代表に「尹大統領の友」権性東氏

Posted December. 13, 2024 08:33,   

Updated December. 13, 2024 08:33

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与党「国民の力」が12日、新院内代表に権性東(クォン・ソンドン)議員を選出した。権氏は「元祖親尹」とされる尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の同年の「友」だ。「弾劾反対」を主張してきた権氏が「弾劾賛成」を掲げた金台鎬(キム・テホ)議員を抑えて新院内代表に当選したことで、2回目の弾劾採決をめぐる党内の対立が激しくなる見通しだ。

同日の議員総会は混乱そのものだった。韓東勲(ハン・ドンフン)代表は、「党論として弾劾に賛成しよう」と述べ、「大統領が早期退陣に応じる考えがないことを確認した。対国民談話は事実上、内乱を自白する内容だ」と言うと、姜明求(カン・ミョンギュ)、林鍾得(イム・ジョンドク)議員ら親尹議員らが「何が自白か」「演壇から下りろ」と叫んだ。韓氏も反発し怒号が飛び交った。これはテレビで中継された。

同党は、派閥争いの深い泥沼に陥っている。韓氏は尹大統領の除名または離党のための緊急倫理委員会の招集を指示し、これに反対する議員たちは「裏切りの政治」「勝手に内乱罪を言い出す」などと韓氏を批判した。しかし、「72対34」の票差を見ると、弾劾反対議員がまだ多いものの、賛成議員も少なくないことが確認され、「弾劾の堤防」は崩れたという分析が出ている。

このような対立の根底には「党権」争いがある。親尹グループは、「大統領が弾劾されれば、韓氏はすぐに辞任する」と話す。「親尹」非常対策委員長体制を作り、党権を握るという意味だ。事あるごとに対立してきた韓氏と権氏のツートップ体制が弾劾情勢を安定的に管理できるのか、懸念が大きくなるほかない。