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20年以上も給食ボランティアの60代の女性が4人に新しい生命をプレゼント

20年以上も給食ボランティアの60代の女性が4人に新しい生命をプレゼント

Posted December. 11, 2024 08:35,   

Updated December. 11, 2024 08:35

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20年以上も疎外階層のための給食ボランティアをしながら隣人を支援していた60代の女性が、脳死の臓器提供で最後まで4人の生命を生かしてこの世を去った。

韓国臓器提供院は10日、先月6日、大邱啓明(テグ・ケミョン)大学トンサン病院で、チャン・ソングさん(67・写真)が肝臓や腎臓、左右の眼球を寄贈したと発表した。チャンさんは、皮膚や骨、血管などの人体組織も寄贈した。

大邱で2男2女のうち長女として生まれたチャンさんは、幼い時、働く両親の代わりに一人で弟たちの面倒を見ながら育てた。結婚後は縫製業に従事し、20年以上無料給食のボランティアと恵まれない人々のための後援を続けてきた。

チャンさんは先月1日、自宅で突然倒れ、救急室に運ばれたが、脳死状態に陥った。家族はチャンさんが生前に他人を助けながら幸せを感じ、臓器寄贈に肯定的な言及をしたことを思い出して寄贈を決心した。家族は、「生命の分かち合いを切実に願う人々の希望になり、一人でも貴重な生命を生かすのに役に立ちたい」と話した。

夫のチョ・ジェドゥさんは、妻について「行くところ、泊まるところにいつも君がいたので、当たり前だと思った。ところが今は君がいないのでとても恋しい」と最後の挨拶を伝えた。


朴星民 min@donga.com