
現代(ヒョンデ)自動車グループが米サンフランシスコの著名科学館「エクスプロラトリアム」と協力し、体験型科学館を建設する。2032年の開館を目標にソウル江南区三成洞(カンナムグ・サムソンドン)に建設中の「グローバル・ビジネス・コンプレックス(GBC)」内に設ける計画だ。今回の協力は、国内の科学文化革新と未来の科学人材育成を目的に、鄭義宣(チョン・ウィソン)会長が主導したプロジェクトだという。
鄭氏をはじめ、張在勲(チャン・ジェフン)副会長、池晟源(チ・ソンウォン)HMGブランドエクスペリエンス担当副社長ら主要経営陣は15日(現地時間)、サンフランシスコでエクスプロラトリアムのウィリアム・メリン理事会議長ら関係者とパートナーシップを締結し、GBC内の科学館建設を共同で推進することで合意した。
エクスプロラトリアムは、米物理学者フランク・オッペンハイマーが設立した。映画でも知られる核物理学者で、核兵器開発を主導したロバート・オッペンハイマーの弟にあたる。1940年代、コロラド郊外で中高の理科教師として勤務し、体験型学習によって生徒の好奇心を引き出す教育方法を研究したことが設立の契機となった。1969年にサンフランシスコで開館して以降、米国やイタリア、英国など欧州の科学館40カ所余りがその影響を受けて設立された。
現代自動車グループは、エクスプロラトリアムの「体験学習」の理念をGBC科学館にも反映させる方針だ。グループの関係者は「単に見聞きする受動的な観覧ではなく、来館者自らが探究し実験する参加型空間になる」と説明した。さらに、科学者や教育者、芸術家など多様な分野の専門家が展示や研究に関わり、地域社会に教育プログラムを提供するコミュニティ機能も担う空間として整備する計画だ。グループはこの科学館をGBCの代表的な展示施設として運営する方針で、鄭氏は締結式で「エクスプロラトリアムと共に整備する体験型科学館が、より良い未来に向けた差別化された科学教育の場として重要な役割を果たすことを期待する」と述べた。
李沅柱 takeoff@donga.com






