Go to contents

李基興体育会長のIOC委員任期延長ならず、体育会長選審査の高評価に疑問の声

李基興体育会長のIOC委員任期延長ならず、体育会長選審査の高評価に疑問の声

Posted December. 06, 2024 09:44,   

Updated December. 06, 2024 09:44


李起興(イ・ギフン)大韓体育会長(69)が国際オリンピック委員会(IOC)委員の任期延長に失敗した。しかし先月にあった体育会長3期目挑戦の承認審査の際、スポーツ公正委員会は李氏のIOC委員任期が延長されることを前提に高評価を与えたことが明らかになった。

IOC理事会は5日、来年3月にギリシャで開催される予定の第144回IOC総会に提出する10人の任期延長委員のリストを発表した。来年12月に大韓体育会長定年(70歳)を迎える李氏は、同リストに含まれなかった。もし、来年1月14日に開かれる大韓体育会長選挙で当選しても、定年後にはIOC委員として活動できなくなったのだ。

スポーツ公正委員会は先月12日に開かれた全体会議で、李氏のIOC委員延長を前提に評価した小委員会の採点結果をもとに、李氏の体育会長3期目挑戦を承認したことが明らかになった。李氏は、国家オリンピック委員会(NOC)の代表としてIOC委員に選出されたが、IOC委員として引き続き活動するためには大韓体育会長の職位を保っていなければならない。

与党「国民の力」の金承洙(キム・スンス)議員が体育会から提出受けたスポーツ公正委全体会議の議事録によると、李氏は定量評価(50点満点)のうち国際機関役員進出項目(10点)で8点、定性評価(50点満点)で国際機関役員当選のための努力・計画・可能性項目(20点)で16点を獲得した。この2項目の合計満点30点のうち24点を獲得した李氏は、小委員会の評価で基準(100点満点のうち60点以上)を上回る76点を獲得し、全体会議では委員11人のうち9人の賛成で審査を通過した。

金議員は「李氏が69歳であることを考慮すれば、IOCの定年基準で再任が不透明であるにもかかわらず、これを無視して高評価を与えた」とし、「全体会議で問題提起があったにもかかわらず、反映されなかった。スポーツ公正委は李氏の定年延長を前提に再任審査を承認したが、結局IOC委員の任期延長はならなかった」と公正委のずさんな評価を皮肉った。

金議員はまた「李会長が文化体育観光部から職務停止処分を受け、職員採用不正や鎮川(チンチョン)選手村用役不正事件などにかかわった疑惑を持たれているにも関わらず『犯罪事実なし』で5点満点を、団体運営健全性で10点満点を受けたことも不良評価であることを示す事例だ」と付け加えた。


李憲宰 uni@donga.com