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ユーチューバーら8人を検察送致、密陽集団性的暴行事件の加害者の身元を公開

ユーチューバーら8人を検察送致、密陽集団性的暴行事件の加害者の身元を公開

Posted July. 23, 2024 08:40,   

Updated July. 23, 2024 08:40


2004年に慶尚南道密陽(キョンサンナムド・ミルヤン)で起きた女性中学生集団性暴行事件の加害者の身元を相次いで公開した、いわゆるユーチューブの「サイバーレッカー」チャンネルとブロガーらが大挙検察に送致された。

慶南警察庁サイバー捜査隊は22日、当事者の同意を得ずに同事件の加害者の個人情報を無断で公開し、名誉を毀損した疑い(情報通信網法違反)でユーチューブチャンネル運営者のキム氏(38)とブロガー7人の計8人を在宅起訴したと明らかにした。

彼らは先月から事件被害者たちの同意なしに自分たちのユーチューブチャンネルとブログなどに事件の加害者の実名と写真などを投稿した疑いを疑惑がもたれている。映像に登場する関連者たちが、個人の身元が無断で公開され名誉が毀損されたとして告訴・告発し、先月5日捜査が始まった。このうちキム氏は交通事故現場に先を争って集まるレッカー車(レッカー)のように、ゴシップネタに食らいついて日常的に暴露戦を行うユーチューバーのことを意味する「サイバーレッカー」の一人であることが確認された。

検察に送致された8人のうち、加害者の身元を先に公開したユーチューブチャンネル「奈落保管所」は含まれなかった。「奈落保管所」は先月1日、加害者の身元を先に公開し、再生回数が爆増するとキム氏など他のユーチューバーも先を争って加勢し、「私的制裁」と批判する声が上がった。被害者が公開を望まない私生活などが知らされ、2次被害に遭うかと思えば、加害者ではないのに加害者と名指しされた例もあったことが分かった。

事件の加害者らの身元公開に関連して警察に寄せられた告訴・告発は19日までに計469件。このうち、捜査対象者は192人だった。警察関係者は「この日検察に引き継いだ8人のほかに、残りの捜査対象者に対しても原則に沿って引き続き取り調べる計画だ」と話した。


昌原=ト・ヨンジン記者 0jin2@donga.com