
現代(ヒョンデ)自動車は、米国コロラドで開かれたモータースポーツ大会「パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」に出場し、量産型電気自動車(EV)基準で最高記録を達成したと、24日、明らかにした。1916年に始まったパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムは、「インディアナポリス500」(1911年開始)に続き、米国で2番目に古いモータースポーツ大会だ。ロッキー山脈のパイクスピークの峰を上り下りすることから、「雲の上のレース」とも呼ばれる。標高2862メートルから出発し、4302メートルのゴールまで上り坂の区間だけで19.99キロに達する。
現代自動車は、高性能EV「アイオニック5N」を活用して出力を最大687馬力まで増やした「アイオニック5N TAスペック」で出場し、9分30秒852の記録で完走に成功し、従来の量産型電動化改造モデルの最高記録である9分54秒901を超えた。また、非改造車両として参加したアイオニック5Nは、10分49秒267の記録でフィニッシュラインを通過し、やはり量産型非改造電動化モデルの最高記録である11分2秒801を更新した。
ハン・ジェヒ記者 hee@donga.com