Go to contents

走り高跳びの禹相赫が出国、「自分のすべてをかけてパリ五輪準備」

走り高跳びの禹相赫が出国、「自分のすべてをかけてパリ五輪準備」

Posted June. 18, 2024 09:12,   

Updated June. 18, 2024 09:12

한국어

「自分のすべてをかけて五輪を準備している。メダルが取れなければ帰ってこないという覚悟で練習した。目標は金メダルと高く設定した」

「スマイルジャンパー」の禹相赫(ウ・サンヒョク、28)が欧州でパリ五輪に向けた最後の調整に取り組む。17日、仁川(インチョン)空港から出国した禹相赫はチェコとハンガリーで練習を続け、来月12日、世界陸上連盟(WA)のダイヤモンドリーグ第9戦モナコ大会を通じてリハーサルを行う。その後、フランスのフォンテーヌブローに渡り、大韓体育会が用意したベースキャンプでコンディションを引き上げた後、パリに向かう。

禹相赫は出国前に取材陣に対し、「前回の五輪のでは、このような支援を受けられる選手ではなかった。今度は現地で練習できる時間が十分ある。このチャンスをうまく生かして、良いコンディションで最高の結果を出したい」と語った。2016年リオデジャネイロ大会で五輪デビューを飾った禹相赫は、2021年東京大会では韓国記録(2m35)を塗り替え、五輪のトラック・フィールド種目で韓国最高成績となる4位に入った。

禹相赫は、「東京五輪が終わった後、本当に多くの競技を消化した。いい結果を得た日も、惜しい成績を出した日もあった。この全てがパリ五輪のメダルに向けた過程だった。今回は五輪の表彰台に必ず立ちたいという強い気持ちを感じている」と話した。

禹相赫は今季最高記録の2m33で4位に名を連ねている。東京五輪の金メダル記録であり、今季最高記録である2m37と差は4センチ。禹相赫は、「練習の強度を下げず、疲れがたまった状態で大会を続けてきた。五輪決勝当日に(最高の)パフォーマンスを出すのが最優先だったから」とし、「五輪を控えてコンディション調整をすれば、記録は自然と良くなるだろう」と話した。

そして、「東京五輪の時からたくさんの愛を頂き、ここまで来た。走り高跳びの決勝が韓国時間で(8月11日)未明に行われるが、応援してもらえれば、さらに元気を出して最後まで生き残るために頑張れそうだ。韓国陸上に輝くメダルをプレゼントしたい」と意気込みを語った。

禹相赫は、韓国軍体育部隊の一等兵だった東京五輪の時よりも短いヘアスタイルでパリ大会を準備している。禹相赫は、「パリ五輪で1センチでももっと高く跳びたいという気持ちから髪を短くしている。毎日少しでも軽くなりたい気持で髪を切り、初心に返っている」と明るい笑みを浮かべて出国場に向かった。


任寶美 bom@donga.com