Go to contents

米半導体大手NVIDIAのジェンスン・ファン氏、世界富豪番付で13位に躍進

米半導体大手NVIDIAのジェンスン・ファン氏、世界富豪番付で13位に躍進

Posted June. 10, 2024 09:08,   

Updated June. 10, 2024 09:08

한국어

世界的な人工知能(AI)半導体ブームをけん引しているNVIDIA(エヌビディア)のジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO・61)が世界第13位の富豪に浮上した。5日(現地時間)、米ナスダック市場でNVIDIAの時価総額が3兆ドルを突破するなど、最近株価上昇が続き、3.5%の株式(約8676万株)を保有するフアン氏の資産も急増したためだ。近いうちに世界富豪トップ10入りを果たすともいわれる。

6日基準のブルームバーグ・ビリオネア指数による、台湾系米国人のフアン氏の資産は1061億ドル(約143兆2350億ウォン)に達する。今年だけで622億ドル増加した。今年の世界の富豪の中で最も速いスピードで増加している。

これはNVIDIAの株価が今年に入って147%も上昇し、連日史上最高値を更新しているためだ。エヌビディアの株価は昨年6月に時価総額1兆ドルを超え、今年2月には2兆ドルを突破した。その後、約4カ月後の5日には時価総額3兆ドルを超えた。時価総額1位のマイクロソフト(MS)との差はわずか約1300億ドルに過ぎない。

これを基に、ファン氏が近いうちに世界の富豪上位10人に名を連ねるだろうという予測も出ている。10位のバークシャー・ハサウェイ会長のウォーレン・バフェット氏(1358億ドル)との差はわずか297億ドル。

特に台湾人は中国の軍事的脅威が高まる中、最近台湾を「国家(nation)」と言ったファン氏をアイドルのように慕っている。ファン氏は台湾生まれの移民で、10歳だった1973年に米国に渡った。

最近、台湾の台北で開かれた台北国際コンピュータ見本市「COMPUTEX2024」に出席するために母国を訪れたファン氏は、至る所で人だかりを作った。「ジェンスン・フアンは台湾の誇り」「台湾はあなたを愛しています」といったスローガンも登場した。ある若い女性は、上着の胸のところにサインを求めた。ファン氏が食べた様々な食べ物まで話題になった。

そのため、彼の名前「ジェンスン」と「熱狂」を意味する英語「insanity」を組み合わせた「ジェンサニティ(Jensanity)」という新造語まで登場した。メタのマーク・ザッカーバーグCEOはファン氏を「テクノロジー界のテイラー・スウィフト」と好評した。


イ・ギウク記者 71wook@donga.com