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「クレー・キング」ナダルが全仏オープン1回戦で敗退、クォン・スンウは2回戦進出

「クレー・キング」ナダルが全仏オープン1回戦で敗退、クォン・スンウは2回戦進出

Posted May. 29, 2024 08:35,   

Updated May. 29, 2024 08:35

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「クレーコートの皇帝」も歳月を避けることはできなかった。ラファエル・ナダル(38、スペイン、世界ランキング275位)がテニスの全仏オープンで初めて1回戦で負けを記録した。ナダルは27日(現地時間)、フランス・パリのローラン・ギャロススタジアムで行われた今大会男子シングルス1回戦で、アレキサンダー・ズベレフ(27、ドイツ、世界ランキング4位)に0-3(3-6、6-7、3-6)の完敗を喫した。

2022年大会優勝以来初めて同会場で試合を行ったナダルは「この2年間、私の体はジャングルに他ならなかった。ある日は蛇、別の日は虎に噛まれたような苦痛に苦しめられた」とし、「ローランガロスに再び戻りたいという夢一つでリハビリを耐えることができた」と話した。

足裏と関節が変性する「ミュラーワイズ症候群」に悩まされているナダルは、腰や股関節まで怪我し、昨年1月の全豪オープン以後、ほとんど試合を消化できなかった。大会に出場しない間、ランキングが落ち、ナダルは全仏オープン出場史上初めてシードを決められないまま、今年の大会に出場した。そのため、1回戦から世界トップ5に入る選手を相手にしなければならなかった。

ナダルは今年まで全仏オープンに19度出場し、そのうち14度優勝トロフィーを掲げた。男女を通じて特定の四大大会のシングルスでこれ以上優勝を経験した選手はいない。ナダルはまた、全仏オープンで通算勝率0.966(112勝4敗)を記録しているが、これも男女を通じて特定四大大会通算最高記録だ。

ナダルはただ、大会主催側が用意した告別イベントを遠慮するなど、引退とは距離を置いている。ナダルはコートを後にしながら「皆さんとまた会えることを願っているが、どうなるかは分からない」と話した。ナダルは2ヵ月後、ローラン・ギャロスで開かれるパリ五輪のテニス試合に出場する可能性がある。ナダルは2008年北京五輪男子シングルスの金メダリストでもある。

世界ランキング494位のクォン・スンウ(27)は同日、エミール・ルースヴオリ(25、フィンランド、67位)を3-0(6-3、6-4、6-3)で下し2回戦に進んだ。クォン・スンウは2回戦で女子ゴルフ世界ランキング1位のネリー・コルダの弟であるセバスチャン・コルダ(24、米国、28位)と対戦する。


黃奎引 kini@donga.com