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現代自動車がインドネシアEV市場で「疾走」、日本車を追い越す

現代自動車がインドネシアEV市場で「疾走」、日本車を追い越す

Posted April. 04, 2024 08:57,   

Updated April. 04, 2024 08:57

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先月27日、インドネシアの首都ジャカルタ市内。トヨタやホンダなど、日本車でいっぱいの道路上に、白い背景に青い帯が入ったナンバープレートが次々と目についた。これは電気自動車(EV)専用ナンバープレートで、一般車両と違って、「車両奇数偶数制」の規制を受けない。偶然にもEVのナンバープレートを付けた車は、そのほとんどが現代(ヒョンデ)自動車のアイオニック5だった。

ジャカルタで10年近く企業所属の運転手として働いているエコ・アンボロ氏(41)は、「企業代表らは、現代自動車のEVを好む。外観がユニークで、内部機能も日本車にはないものが多く、『新鮮だ』という反応が多い」と話した。

インドネシアの自動車市場は、日本車が席巻している。昨年販売された車の90%以上が日本車だ。しかし、EVに限定すると事情が変わる。昨年、現代車は7475台のEVを販売し、シェア1位(44.3%)を記録した。

今年第3四半期(7~9月)になると、現代自動車のEV販売台数はさらに増える可能性が高い。現代自動車は第3四半期から、インドネシア産バッテリーが搭載されたEVを販売するからだ。LGエネルギーソリューションと合弁した現地のバッテリー工場が、今年から本格的に稼動する。現代自動車は2022年、アジア太平洋地域としてはグループ初のインドネシアに生産工場を完成したが、バッテリーまで現地で供給されることになった。これを通じて、インドネシアの内需市場だけでなく、東南アジア諸国連合(ASEAN・アセアン)市場攻略に弾みがつくという予測が出ている。

自動車業界によると、現代自動車にLGエネルギーソリューションのインドネシア産バッテリーが初めて採用されるモデルは新型コナエレクトリックだ。現代自動車は早ければ8月、このモデルを公式発売する計画だ。これまで現代自動車は2022年、現地生産工場の設立と同時に半組立製品(CKD)でアイオニック5を生産し、インドネシアのEV市場を開拓してきた。アイオニック5はインドネシア初の純EVである。


金在亨 monami@donga.com