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キャンプでの練習は1日3時間だけ、ジャイアンツ・李政厚「強度は韓国より高い」

キャンプでの練習は1日3時間だけ、ジャイアンツ・李政厚「強度は韓国より高い」

Posted February. 17, 2024 08:34,   

Updated February. 17, 2024 08:34

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李政厚(イ・ジョンフ=26)はじめ米大リーグのサンフランシスコ・ジャイアンツの選手たちは15日、アリゾナ州にあるスコッツデール・スタジアムで今年最初の合同練習を行った。ところが、翌日の16日に投手と捕手を除いた野手たちは野球場にも現れなかった。ジャイアンツは25日のシカゴ・カブス戦を皮切りにオープン戦に突入する。オープン戦まで10日も残っていないのに、一度だけ練習しては休憩を取ったのだ。

大リーグはまた、スプリングキャンプの練習日程も韓国プロ野球に比べれば、のんびりした感じだ。大体午前9時に練習を始め、昼12時にはすべてのメニューが終わる。主力選手らは練習終了後、すぐ退勤する。ゴルフをしに行く選手もいれば、ショッピングモールに行く選手もいる。野球場を離れれば何をするにも自由だ。この程度の練習強度で長いシーズンをまともにプレーできるだろうか。

大リーグと韓国プロ野球とでは、スプリングキャンプに対する考え方自体が違う。韓国プロ野球の10チームは2月1日からキャンプを始める。選手たちはスプリングキャンプの序盤、体力をつけて体を作ることに集中する。3月上旬まで続くスプリングキャンプは、激しい主力争いが繰り広げられる舞台でもある。

一方、大リーグのキャンプは大半が2月中旬に始まる。選手たちはすぐにでも試合に出られる体作りを個人的に済ませた状態でキャンプに合流する。数日しかかからない公式スプリングキャンプは、選手同士が息を合わせる時間だ。メジャーリーグ試合に出場する26人のロースター(出場選手リスト)も、1人や2人を除いては大体決まっている。李政厚のような主力選手たちは、あえてスプリングキャンプで自分の存在感を示さなければならない理由がない。

トレーニングの強度も侮れない。最高の実力を備えた少数精鋭だけで練習が行われ、高い集中力が求められる。例えば、韓国チームでバッティングケージに1回入る時、メジャーチームでは2、3回入る。公式練習は午前9時からだが、朝6時か7時に早く出て個人練習をする選手も少なくない。李政厚は「見かけと違って韓国でやっていたより練習量が多い気がする。トレーニングがより体系的に行われている印象も受けた」と話した。


李憲宰 uni@donga.com