Go to contents

親イラン武装組織の攻撃で米兵3人死亡、バイデン大統領「報復」表明

親イラン武装組織の攻撃で米兵3人死亡、バイデン大統領「報復」表明

Posted January. 30, 2024 08:20,   

Updated January. 30, 2024 08:20

한국어

イランの支援を受ける武装組織が27日(現地時間)、シリア国境に隣接するヨルダンの米軍基地に無人機(ドローン)攻撃を行い、米兵3人が死亡し、少なくとも34人が負傷した。昨年10月にイスラエルとパレスチナ武装組織ハマスの戦闘が起こって以降、中東に駐留している米兵が死亡したのは初めて。バイデン米大統領は、「米国が選ぶ時期と方法で、すべての責任者に責任を取らせる」と報復を示唆し、中東全体の緊張が高まっている。

米中央軍司令部は28日、「昨夜、ヨルダン北東部の米軍基地『タワー22』に対する攻撃で米兵3人が死亡した」と明らかにした。親イラン武装組織は、中東戦闘勃発後、米国に「イスラエル支援を中止せよ」と要求し、中東内の米軍基地を160回以上攻撃した。米国は、戦闘の拡大を懸念してこれまで対応を控えてきたが、初めて米兵に死者が出たことで、強い報復が避けられなくなったという観測が流れている。特に、11月の大統領選挙でバイデン氏と対決する可能性が高いトランプ前大統領は、「バイデン氏の弱さと屈服の結果」とし、この問題を大統領選の争点にする考えを明らかにした。


ワシントン=ムン・ビョンギ特派員 weappon@donga.com