Go to contents

ソウル市の「病院同行サービス」、昨年3万件が利用

ソウル市の「病院同行サービス」、昨年3万件が利用

Posted January. 16, 2024 07:57,   

Updated January. 16, 2024 07:57

한국어

ソウル市が、通院が難しい人のために導入した「病院安心同行サービス」が、施行開始から2年間で累積利用件数が約3万件を記録した。平均して毎月1000件以上利用されていることになる。

15日、ソウル市によると、病院安心同行サービスは、2021年11月に事業を開始して以来、昨年末までの累積利用件数が2万9181件と集計された。昨年のサービス利用件数は1万8042件で、前年の1万722件より67.5%増加した。月平均の利用件数は、898件から1504件に増えている。

病院安心同行サービスは、病院に向け出発する時から帰宅する時までのすべての過程を同行マネージャーが共にする「ドアツードア(Door to Door)」サービスだ。病院利用のための受付から収納、薬局同行などを支援する。2022年までは申請対象が1人暮らしの世帯に限られていたが、昨年から老夫婦と祖孫家庭(祖父母と孫だけの家庭)だけでなく、「助けが必要なすべてのソウル市民」へと拡大された。住所地がソウルでなくても、ソウル所在の会社員なども利用できる。

昨年は、利用客10人中4人(41.7%)が診療同行のためにサービスを申請した。さらに、透析が36.4%、リハビリが8.2%、検査が7.5%、抗がん剤治療が2.5%、入退院が0.9%の順でサービスを利用したことが分かった。

この他、睡眠内視鏡などの健康診断にも、同行マネージャーから支援を受けることができる。ソウル市の関係者は、「毎年利用者の満足度を調査した結果、サービス利用に満足しているという回答者の割合が90%以上と現れた」と話した。

病院安心同行サービスは、助けが必要な市民なら誰でも1時間当たり5000ウォンの料金で利用できる。中位所得100%以下のソウル市民は、年48回まで無料で利用できる。申し込みはソウル市の1人暮らし世帯のポータルホームページ(1in.seoul.go.kr)または電話(1533-1179)でサービス希望日の一週間前から可能で、当日予約も可能だ。ただ、ソウル所在の病院のみ同行サービスを支援する。利用時間は、平日午前7時~午後8時だ。週末も事前予約時は午前9時~午後6時に利用できる。

ソウル市のキム・ソンスン女性家族政策室長は、「今年も、同行マネージャーの職務教育強化、利用便宜性改善などを通じて、このサービスが必要な市民に役立つよう努力する」と話した。


チョン・ヘジン記者 sunrise@donga.com