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中東ブームに乗ったプラント受注、昨年の受注額が300億ドルを突破

中東ブームに乗ったプラント受注、昨年の受注額が300億ドルを突破

Posted January. 09, 2024 08:45,   

Updated January. 09, 2024 08:45

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昨年の海外プラントの受注額が前年より25%増加し、300億ドルを超えた。サウジアラビアをはじめとする中東での受注額が3倍以上増加し、8年ぶりの最高実績を記録した。

産業通商資源部によると8日、昨年のプラント受注総額は302億3000万ドル(約39兆8099億ウォン)で、前年(241億8000万ドル)より25%増加した。364億7000万ドルを記録した2015年以来の高水準だ。サウジを含む中東での受注が大幅に増加し、受注総額の増加を牽引した。昨年、中東プラントの受注額は114億2000万ドルで、2022年(35億3000万ドル)に比べて約3.2倍に増加した。受注総額に占める中東の割合は37.8%に達した。特にサウジでの受注が1年間で20億9000万ドルから88億5000万ドルへと4倍以上増えた。

米国のインフレ抑制法(IRA)に対応するため、韓国企業が生産を現地化したことで、自動車や電池工場などを中心に米州地域の受注も大幅に増加した。米国での受注額は64億8000万ドルで、前年比52.5%増となった。2022年にはわずか2000万ドルに過ぎなかったメキシコでの受注額は、昨年14億1000万ドルと、70倍以上急増した。

分野別では製造設備や変圧器、風力タワーなど資機材の受注が256.9%急増し、過去最高の実績を記録した。半導体や電池工場の建設など産業施設や再生可能エネルギーインフラの継続的な拡充が大きく影響した。単一受注では現代建設が昨年6月、サウジで受注したアミラル石油化学プラントが総額50億8000万ドルで最大となった。これはこれまで韓国企業がサウジアラビアで受注した事業としては最大規模となる。


世宗市=チョ・ウンヒョン記者 yesbro@donga.com