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全国の「初日の出」スポットに108万人、「新年は青龍のように舞い上がれ」

全国の「初日の出」スポットに108万人、「新年は青龍のように舞い上がれ」

Posted January. 02, 2024 08:16,   

Updated January. 02, 2024 08:16

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「わあ、昇った!」

1日午前7時40分頃、ソウル市龍山区(ヨンサング)にある南山(ナムサン)の頂上、雲の間から太陽が昇ると、あちこちから嘆声が漏れた。同日、新年の初日の出を見ようと南山には約1万2000人が集まった。人々は一斉にスマートフォンを取り出し、日の出を撮影し始めた。一部は同行した家族や恋人と励まし合いながら抱き合った。妻と一緒に南山を訪れた会社員のキムさん(36)は「今年は子供が必ずできることを願っている」と新年の願いを託した。

甲辰(きのえ・たつ)の年の初日の出を見るために全国の178の日の出人気スポット(警察官配置基準)に108万人余りが集まった。市民たちは昇る太陽を眺めながら「子供の就職」や「家族の健康」といった新年の願い事を託した。

特に「青龍の年」を記念して日の出の人気スポットを訪れた「辰年」に当たる市民たちも新年の抱負を語った。江南区(カンナムぐ)にある三成(サムソン)日の出公園を訪れたチョン・ダギョムさん(24)は、「今年は大学を卒業して社会に出る大きな変化を控えた年になる」とし、「何とかうまくいけるようにと祈った」と話した。同い年の友達と漢江ノドゥル島を訪れた大学生のソン・チェウンさん(24)は、「赤い太陽を見ると、友達と自然に『うわ~』と嘆声が漏れた」とし、「日の出の気運を受けて就職に成功したい」と語った。

ただ、江原道江陵市(カンウォンド・カンヌンシ)の鏡浦(キョンポ)ビーチと正東津(チョンドンジン)など東海(トンヘ)では、太陽が雲に隠れて期待していた日の出は見れず、市民たちは物足りなさの中で引き返した。同日、ソウル蘆原区(ノウォング)で家族と一緒に鏡浦ビーチを訪れたというキム・ドンヒョンさん(55)は、「せっかく遠くまできたのに、新年の初日の出を見ることができず、とても残念」と言い、「今年も一年、家族みんなに良いことだけが起こるようにと祈った」と話した。

釜山市水営区(プサンシ・スヨング)にある広安里(クァンアンリ)ビーチでは1日午前0時に予定されていた「広安里Mドローンライトショー、2024カウントダウン」が通信障害のために突然取り消しになり集まった10万人余りが混乱する場面もあった。ドローンショーを見るためにビーチを訪れた釜山市南区(ナムグ)に住む40代のイさんは「ものすごい人数の人たちが長い時間屋外で寒さに震えながらショーを待ったのに、結局、新年早々から良くない気持ちで帰宅した」と無念な心境を語った。


キム・スヒョン記者  江陵=イ・インモ記者 newsoo@donga.com