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韓米特殊作戦訓練、国防部長官の「斬首作戦」発言後に公開

韓米特殊作戦訓練、国防部長官の「斬首作戦」発言後に公開

Posted December. 20, 2023 09:07,   

Updated December. 20, 2023 09:07

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韓国軍が19日、京畿道広州市(キョンギド・クァンジュシ)の特殊戦学校訓練場などで人型の標的を射殺する韓米合同特殊作戦訓練を実施しているとし、関連写真と映像を公開した。前日(18日)、北朝鮮が固体燃料式の新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星(ファソン)18」を発射したことを受け、申源湜(シン・ウォンシク)国防部長官は「斬首作戦」と呼ばれる敵首脳部の除去訓練を行う可能性があると、メディアのインタビューで警告した。19日に特殊作戦訓練まで公開し、北朝鮮への警告レベルを高めたのだ。

同日公開された写真と映像には、顔がモザイク処理された韓米の特殊部隊員がライフルで武装して建物内部に侵入し、事務所のような空間を捜索する様子が収められた。また、人の形をした標的に向かって実弾射撃をする様子が公開された。有事の際、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)総書記ら北朝鮮の首脳部を除去するための斬首作戦訓練を行ったのではないかとみられている。軍はこの訓練に米軍の特殊戦司令部所属の隊員も参加していると明らかにした。韓米は今回の訓練で、特殊戦部隊間の戦闘射撃、核心地域内部の掃討戦術など特殊作戦戦闘技術を共有していると、軍は明らかにした。また、相互運用性を高めることに重点を置いたという。

ただし軍は、公開的には今回の訓練が斬首作戦と直接的な関連性はないと線を引いた。韓国軍合同参謀本部のイ・ソンジュン広報室長(陸軍大領)は、「韓米特殊戦部隊が対テロ戦闘技術のノウハウを共有し、熟達するために定期的に実施する韓米合同訓練」とし、「定期的な訓練だが、北朝鮮のICBM挑発に関連して公開した」と話した。

これに先立ち、在韓米軍も最近、米特殊戦部隊であるグリーンベレーとネイビーシールズの隊員が韓国軍の特殊戦司令部隊員と共に2週間の合同訓練を行ったとし、SNSなどに関連写真を公開した。


尹相虎 ysh1005@donga.com