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映画「ソウルの春」のチョ兵長、モデルになった故人の母校が名誉卒業証書授与を検討

映画「ソウルの春」のチョ兵長、モデルになった故人の母校が名誉卒業証書授与を検討

Posted December. 08, 2023 08:55,   

Updated December. 08, 2023 08:55

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封切りし半月で観客動員が500万人を突破した映画「ソウルの春」には陸軍本部B-2バンカーを守っていたチョ・ミンボム兵長が反乱軍の「どけ」という言葉に従わず、銃撃を受けて倒れるシーンが登場する。チョ兵長のモデルになったのは、当時朝鮮(チョソン)大学在学中に入隊した故チョン・ソンヨプさん(死亡当時23歳)。

最近、映画が話題になり、チョン氏の母校である朝鮮大学は、チョン氏に名誉卒業証書を授与する手続きを進めている。朝鮮大学の関係者は7日、「反乱軍を阻止して犠牲になった★チョン兵長の真の軍人精神を称えるため、来年2月の卒業式で名誉卒業証書を授与する方向で検討を進めている」と明らかにした。

朝鮮大学電子工学科に1977年に入学したチョン兵長は、1年生を終えて軍に入隊した。国防部第50憲兵中隊に配属され、除隊を3ヵ月後に控えた1979年12月13日未明、陸軍本部と国防部をつなぐ地下バンカーで死亡した。

チョン兵長は過去には「殉職」と記録されていたが、昨年国防部傘下の軍死亡事故真相究明調査委員会による調査結果「戦死者」に決定された。調査の結果、13日午前1時40分頃、国防部を占領した第1空挺旅団の部隊員たちがチョン兵長の小銃を奪おうとすると、チョン兵長は「中隊長の指示なしには渡せない」と対抗していたことが分かった。結局、チョン兵長は空挺部隊員が首と胸に撃った銃弾4発を被弾して現場で死亡した。


鄭勝豪 shjung@donga.com