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昨年の雇用は87万件増加、半分が60歳以上

昨年の雇用は87万件増加、半分が60歳以上

Posted December. 07, 2023 09:29,   

Updated December. 07, 2023 09:29

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昨年、働き口は87万件増えたものの、このうち半分は60歳以上の高齢層であることが分かった。一方、増えた働き口の中で、20代が占める割合は1%台に止まった。労働市場で高齢化が進み、50代の就業者の割合が初めて40代を上回った。

統計庁が6日発表した「2022年の雇用行政統計」によると、昨年の韓国国内の雇用は2645万2000人で、1年前より87万3000人(3.4%)が増えた。起業・事業の拡大で342万件の雇用が新しくでき、廃業などで254万7000件がなくなった結果だ。

雇用の増加傾向は、高齢層が牽引した。60歳以上の雇用は44万件増え、全体増加分の半分(50.4%)を占めた。50代でも雇用が26万3000件増え、増加幅が2番目に大きかった。40代と30代では、それぞれ10万件と5万1000件増加した。

20代の雇用は僅か1万4000件しか増えず、増加幅が最も少なかった。増えた雇用の僅か1.6%だけが20代のものだった。人口が減ったことに加え、若年層が望む良質の雇用が不足した影響と分析される。

高齢層を中心に雇用が増え、全体労働市場も高齢化が進んでいる。昨年、50代の雇用は全体の24.0%で、最も大きな割合を占めた。40代の雇用は23.8%で2位だった。統計を取り始めた2016年から2021年までは、40代の働き口が最も多かったが、初めて50代が上回った。

性別で見れば、雇用規模自体は依然として男性が多かった。ただ、増加傾向は女性で目立った。男性の雇用は1499万2000件で、女性の1.3倍の水準だった。1年前と比べると、女性が4.1%増える間に、男性は2.9%増えた。


世宗市=ソン・ヘミ記者 1am@donga.com