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駐韓英大使「英・韓は半導体の製造・設計の良いパートナー」

駐韓英大使「英・韓は半導体の製造・設計の良いパートナー」

Posted November. 21, 2023 09:02,   

Updated November. 21, 2023 09:02

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「尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の国賓訪問は、英・韓国交正常化140周年、韓国戦争休戦70周年という歴史的瞬間を記念し、両国関係の未来に向けた訪問となるでしょう」

英国のコリン・クルックス駐韓大使(54)は、尹大統領の20日の英国国賓訪問を機に、外交や安全保障、貿易、科学技術などすべての分野で両国の協力が強化されるだろうとの見解を示し、このように述べた。韓国大統領の英国国賓訪問は、盧武鉉(ノ・ムヒョン)、朴槿恵(パク・グンへ)両元大統領に続き3度目となる。英国王チャールズ3世は昨年9月の即位後、初の国賓招請で韓国を選んだ。

13日、ソウル中区(チュング)の駐韓英国大使館でインタビューに応じたクルックス大使は、「英国は欧州連合(EU)から離脱した後、インド太平洋地域に多くの関心を持っている。韓国は、この地域で最も緊密に協力する国の一つだ」と強調した。

尹大統領は、23日までの国賓訪問期間中、スナック首相と首脳会談し、経済分野の協力について話し合う予定だ。クルックス大使はこれに関連し、グローバル競争がさらに激しくなった半導体部門での協力の可能性も提示した。大使は、「英国のARMは半導体の設計が上手で、韓国は半導体製造の強国だ」とし、「互いを補完する良い関係になれるだろう」と話した。ARMは、モバイル端末向け半導体の設計に必要な知的財産(IP)を最も多く保有している企業。ARMが、三星(サムスン)電子やアップル、クアルコムなどにIPを供給すれば、各社はこれを自社製品に合わせて設計後、ファウンドリ(半導体の受託生産)業者に生産を任せる構造だ。

英国では、BLACKPINKやBTS(防弾少年団)などが人気を集め、韓国文化への関心が高まっている。クルックス大使は、「若年層で文化交流が行われ、韓流が自然に英国に届いた」とし、「今回の国賓訪問を通じて、英王室の文化が韓国にも紹介されることを願う」と話した。


イ・ギウク記者 71wook@donga.com