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3年前に戻った江西区長補選の票心

Posted October. 13, 2023 08:31,   

Updated October. 13, 2023 08:31

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11日に行われたソウル江西(カンソ)区長補欠選挙で、与党「国民の力」が最大野党「共に民主党」に大敗した2020年の第21代総選挙の時と同様の得票差で敗北したことが分かった。総選挙後、昨年の大統領選挙と地方選挙では「国民の力」を選択した江西区の民心が、20年の総選挙当時の民主党支持に回帰したという分析が出ている。与野党は、来年の総選挙の前哨戦と評価される今回の補欠選挙での民心の変化に神経を尖らせている。

12日、中央選挙管理委員会によると、前日の補欠選挙で民主党の陳校薫(チン・ギョフン)当選者は13万7066票、「国民の力」の金泰佑(キム・テウ)候補は9万5492票を獲得した。陳氏の得票率(56.52%)と金氏の得票率(39.37%)の差は17.15ポイント。この数値は2020年に行われた第21代国会議員総選挙の時と似ている。当時、江西甲、乙、丙に出馬した民主党候補が得た票は全体の56.61%で、未来統合党(「国民の力」の前身)候補の得票率(38.73%)より17.87ポイント高い。

江西区は伝統的にソウルでも民主党の票田とされる地域だが、最近行われた主要選挙では「国民の力」に力を与える傾向にあった。昨年の大統領選では、民主党候補だった李在明(イ・ジェミョン)代表(49.17%)と「国民の力」候補だった尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領(46.97%)の差が3ポイント内に縮まり、同年に行われた地方選挙では、江西区から出馬した「国民の力」の金泰佑候補が過半数得票率(51.30%)で民主党のキム・スヒョン候補(48.69%)を破った。ソウル市長選挙でも、江西区では56.09%の票が「国民の力」候補だった呉世勲(オ・セフン)市長に集まった。民主党候補だった宋永吉(ソン・ヨンギル)氏の江西区の得票率は42.10%だった。民主党関係者は、「大統領選挙と地方選挙を経て背を向けたソウルの民心が再び戻ってきていることが今回の選挙結果で明らかになった」と評価した。

陳氏は、今回の選挙で江西区内のすべての行政洞で金氏を退けた。特に、多世帯住宅と自営業者の割合が高い鉢山(バルサン)1洞、禾谷(ファゴク)8洞などで得票率の差が最も大きかった。両候補間の得票率の差が最も小さかったのは、加陽(カヤン)2洞や傍花(バンファ)3洞など、最近再建築や再開発問題が出ている地域だった。

ただし、投票所別では金氏が陳氏に勝ったところもあった。大型平米数のマンション団地である江西ヒルステート内に設けられた雨裝山(ウジャンサン)洞第8投票所では、金氏が902票獲得し、陳氏(599票)を上回った。


姜聲煇 yolo@donga.com