ロシア外相が来月訪朝を確認、「朝ロ首脳会談合意を受けた後続措置」
Posted September. 25, 2023 08:53,
Updated September. 25, 2023 08:53
ロシア外相が来月訪朝を確認、「朝ロ首脳会談合意を受けた後続措置」.
September. 25, 2023 08:53.
by 孫孝珠 hjson@donga.com.
ロシアが、高官級使節団の訪朝計画を公式化し、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)総書記の9泊10日のロシア訪問で緊密になった朝ロ関係がさらに接近している。ロシアのラブロフ外交相は23日(現地時間)、国連総会が開かれている米ニューヨークの国連本部で記者会見を開き、「来月平壌(ピョンヤン)を訪問する」とし、「これはプーチン大統領と金正恩氏の合意によるもの」と明らかにした。ロシアが高官級の訪朝を公式化したことで、今後プーチン氏の平壌訪問につながる可能性があるという観測も流れている。ラブロフ氏と北朝鮮の崔善姫(チェ・ソンヒ)外相が平壌で会談し、首脳会談の日程なども調整するのではないかということだ。ラブロフ氏が今回の訪朝の背景に関連し、「朝ロ首脳間の合意」を受けた措置だと言及したことも、こうした解釈を後押しする。これに先立ち、北朝鮮の朝鮮中央通信は14日、朝ロ首脳会談に続く夕食会で、プーチン氏が金正恩氏の招待を「快く受け入れた」と明らかにし、その後、ロシア大統領府も「プーチン大統領はこの招待を有難く受け入れた」と確認した。プーチン氏が訪朝すれば、大統領就任後の2000年7月に平壌を訪れ、当時の金正日(キム・ジョンイル)総書記と会談して以来23年ぶりとなる。2011年末に金正恩氏が政権を握ってからは初めて。ロシアが国連の舞台で公式に訪朝計画を明らかにしたのは、国際社会の各種制裁で孤立した両国が兵器取引や技術移転など軍事的な密着を通じて難局を打開する意志を露骨に示したと解釈される。政府高官は、「ロシアとウクライナの国境地帯に地雷が過剰に埋設され、両国軍いずれも身動きが取れなくなり、戦争が小康状態となっている」とし、「ロシアは砲弾など大規模な兵器支援を北朝鮮から受けなければならない状況だ」と強調した。また、「(プーチン氏としっては)このような小康局面を転換して戦争を終わらせることが急務であるため、早期に訪朝する可能性が高い」と指摘した。
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ロシアが、高官級使節団の訪朝計画を公式化し、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)総書記の9泊10日のロシア訪問で緊密になった朝ロ関係がさらに接近している。ロシアのラブロフ外交相は23日(現地時間)、国連総会が開かれている米ニューヨークの国連本部で記者会見を開き、「来月平壌(ピョンヤン)を訪問する」とし、「これはプーチン大統領と金正恩氏の合意によるもの」と明らかにした。
ロシアが高官級の訪朝を公式化したことで、今後プーチン氏の平壌訪問につながる可能性があるという観測も流れている。ラブロフ氏と北朝鮮の崔善姫(チェ・ソンヒ)外相が平壌で会談し、首脳会談の日程なども調整するのではないかということだ。ラブロフ氏が今回の訪朝の背景に関連し、「朝ロ首脳間の合意」を受けた措置だと言及したことも、こうした解釈を後押しする。これに先立ち、北朝鮮の朝鮮中央通信は14日、朝ロ首脳会談に続く夕食会で、プーチン氏が金正恩氏の招待を「快く受け入れた」と明らかにし、その後、ロシア大統領府も「プーチン大統領はこの招待を有難く受け入れた」と確認した。プーチン氏が訪朝すれば、大統領就任後の2000年7月に平壌を訪れ、当時の金正日(キム・ジョンイル)総書記と会談して以来23年ぶりとなる。2011年末に金正恩氏が政権を握ってからは初めて。
ロシアが国連の舞台で公式に訪朝計画を明らかにしたのは、国際社会の各種制裁で孤立した両国が兵器取引や技術移転など軍事的な密着を通じて難局を打開する意志を露骨に示したと解釈される。
政府高官は、「ロシアとウクライナの国境地帯に地雷が過剰に埋設され、両国軍いずれも身動きが取れなくなり、戦争が小康状態となっている」とし、「ロシアは砲弾など大規模な兵器支援を北朝鮮から受けなければならない状況だ」と強調した。また、「(プーチン氏としっては)このような小康局面を転換して戦争を終わらせることが急務であるため、早期に訪朝する可能性が高い」と指摘した。
孫孝珠 hjson@donga.com
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